貴方といたいしわくちゃに何年経っても。 幼稚すぎる中学生の娘

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貴方といたいしわくちゃに何年経っても

SS投稿掲示板 オリジナルSS投稿掲示板 No. しかし、それはソードレス家の価値を無に帰すことをも意味していた。 託宣の姫巫女が行う未来視に基づく預言は、もはや法王府にとってなくてはならない物となっていたからだ。 魔王討伐の報を受けて、喜ぶでもなく恐れを感じたのは、広大な大陸中全ての国においても、恐らく法王府の高官達だけだったのではないだろうか。 けれど、魔王にかけられた呪いが解かれることはなかった。 一族の者はみな短命で、現在を見ることなく遠い未来だけを見続ける双子。 魔王が倒され、未来視の能力が喪われるかもしれない恐怖を一度味わったからだろうか。 それとも、魔王が倒された当時の姫巫女オフィーリア・ソードレスが、勇者の旅路に随行して魔王と戦い、死闘の末に戦死してしまったからだろうか。 それ以後、法王府は今までにも増して託宣の姫巫女を自分達の鳥籠へと仕舞うべく、その管理を厳重とした。 彼らにとって、姫巫女を喪うことは絶対にあってはならない事態であり、そのための守護役たる剣の巫女は、神殿騎士団団長という役割を与えられた、法王府という一つの巨大なシステムの歯車の一つに過ぎなかった。 しかし、出来損ないの双子の姉である私は、未来を見ることができないばかりか、この現し世の姿さえ産まれた時から見ることが叶わなかった。 光を持たない眼。 法王府の高官達にとって、私の利用価値はどれほどであったろうか。 周囲からは、産まれ持ったハンデにも負けず、それでも気丈に神殿騎士団団長という重責をこなす立派な少女に見えたかもしれない。 けれど、私は所詮そうなるよう幼い頃から条件付けられた、ただの操り人形だ。 彼らの好きなように着せ替えられ、彼らの望がままに回転するだけの、一つの歪つな歯車。 それが私だった。 常軌を逸した修練に一言でも文句を言わず、ただただ無心にこなし続けたのも、それは私が現状に何の希望も持っていなかっただけに過ぎない。 分からない。 私には分からなかった。 私はただ、温もりが欲しかっただけだ。 冷たい孤独な鳥籠から大空へと救い出してくれる、たった一欠片でもいい、人間的な心の暖かみを感じることができたなら、私はそれを救いにこれからも人として生きていくことができただろう。 血の通わない操り人形としてではなく。 だから、私は、この鳥籠から抜け出すことができるのであれば、それが悠久の死であっても、今よりは、幾ばくかでも、なお救いがあるだろうと考えて。 それで。 意識が覚醒し、自分が死んではおらず、未だ生きていることを知った時、私は安堵感ではなく、深い失望を覚えた。 私は、目覚めたくはなかった。 私を冷たく取り囲み続けるだけの現実の世界には。 「………ここ、は?」 盲目の私では、自分が今どこに居るのかを視覚情報によって捉えることは叶わなかったが、それでも、空気の流れに空間の湿度・温度の差を把握することによって、私がどこか洞窟のような、周囲を岩肌に囲まれた空間に居ることを知った。 私の身体は、豊かな柔らかさと、包み込むような暖かさを感じさせる上質な毛布に包まれて、土の上に寝かされているらしい。 「つぅっ!」 身体を動かそうとすると、全身を鈍い痛みが襲い、痺れたように四肢を動かすことができなかった。 ベルギエール。 雷の魔術。 伝説の魔物。 闇の毛皮を纏った獣。 王国の若い騎士。 ユリアン。 深い森の少女。 痛みによって意識がはっきりしてくると、私が気を失う前の状況が流れるような情報となって目まぐるしく私の頭を駆け巡る。 そうだ。 こんなところで寝ている場合では。 その時。 「だ、誰っ!?」 なぜ、気が付かなかったのだろう!目が見えなくとも、私の五感全てが前方の空間に、何かとても巨大な生き物が鎮座しているのを知覚させていた。 けれど、その生き物はベルギエールに匹敵するほどの存在感を私に感じさせながら、それはあの闇の獣が発していたような重く冷たいものではなく、まるで全身を包み込むような暖かさを感じさせるものであった。 ともかく、貴方が私を助けてくれたのであれば、お礼を申し上げます。 昔友人に習った回復魔術を使う機会が来るとは思わなかったが。 けれど。 「え、ええ。 私の目は生まれつき、光を灯さないのです。 いや、何、気にすることはない。 声から感じるとても思慮深い知性とは裏腹に、どこか稚気に富んだ声色だった。 ここはノーザリン山脈の北東にある隠れた鉱山の一つでね。 洞窟のように感じたのも、私が寝かされているここが鉱道のどこか休憩所のような開けた場所だからだろうか。 雪が降り積もる外より暖かいのも、山の奥から湧き出る温水のお陰なのかもしれなかった。 しかし、鍛冶屋、というには、目の前の生物から感じる圧力は尋常ではなく、とても人間とは思えなかった。 けれど、彼から感じる気配は、魔物とも思えない。 「鉱山に棲む鍛冶屋…。 貴方はひょっとして、伝説にいうギガース族なのでしょうか?」 ギガース族。 宝石が多く採れる鉱山に棲み、鍛冶の神様とも謡われる、神話の時代に生きていたとされる伝説の巨人族。 今ではもう、この大陸のどこにも存在せず、ただただ古いお伽噺にのみその名前が出てくるだけだけど。 ギガース族か。 それは良いな。 まぁ、私が何者かなど、目の見えない君にとって、瑣事でしかなかろう。 どこか子供扱いをされたようで、私は少し拗ねてしまう。 「そうですか。 それでは、これから貴方のことは鍛冶屋さんとお呼びします。 私を意味付けるもの。 彼が言う通り、名前に意味などないのであれば、私はなぜアナスタシア・ソードレスとしてこの世に生を受け、他の生き方さえも許されずに神殿騎士団の団長を務めているのだろうか。 それは、私の名前が私を形取っているからではないのか。 私は下を向き、拳を軽く握って下唇を強く噛んだ。 全身を痛みが熱く灼いていたが、その熱が私に休まず生きろと急かし立てていた。 事後承諾になってしまうかもしれないが、治療のためには仕方なくね。 「う、うぅーっ!」 私は恥ずかしさから、唸り声を上げて前方にいるであろう彼を睨み付けることしかできない。 興奮すると傷に響くぞ。 私にはやらなければならないことがあるのです……っ!」 痛みを無視して、その場で立ち上がろうとする。 そんな私に対して、鍛冶屋は慌てる様子もなく、静かに告げる。 今では凄まじいまでの豪雪だ。 吹雪なんて言葉では表現し切れないくらいの、大雪だよ。 帝国に侵略されようとしているタルメニアの民達は…。 「すみません。 助けていただいて、本当にありがとうございます。 名乗るのが遅れましたが、私の名は、アナスタシア・ソードレスと言います。 君もそんなに気にすることはない。 今はゆっくり眠っておくことだ。 歯車の一部品として、私はあの鳥籠の中で父様からも優しく扱われたことはなかったが、しかし、一般的にいう父親の優しさというのは、このようなものなのだろうか。 「はい…、ありがとうございます」 私はそんな想像をしながら、そっと目を閉じて、身体が望むままに意識を闇へと手放した。 それから、熱と痛みにうなされて、浅い眠りにしかつくことができず、断続的に目を覚まして苦痛に身を捩る私に対して、鍛冶屋は甲斐甲斐しく世話をしてくれた。 何故だか、彼は決して私の身体に触れようとはしなかったが。 私は、彼の世話になりながら、気恥ずかしい思いをするのと同時に、次第に騎士団のことや任務のことを忘れつつあった。 怪我で身動きができない。 外では大雪が降っている。 仲間と連絡が取れない。 言い訳だけなら様々に思い付く。 ここで彼の世話になっていれば、私はあの鳥籠に戻らなくてもすむ。 同じ年頃の少女のように振る舞っても、許される筈だ。 そんなことを、熱に浮かされた頭でぼんやりと考えていたのだった。 伝説に唄われるだけあって、恐ろしい魔物でした。 ひょっとしたら、まだこの近辺に潜んでいるかもしれません。 周囲に気を付けた方が良いと思いますが」 彼が作ってくれた猪の肉を煮詰めて出汁を取ったというスープを飲みながら、私は大怪我を負って外で倒れていた経緯を彼に説明していた。 「そんな、奴は本当に恐ろしい力を持っていました。 そんな魔物が本当に辺りをうろついているのであれば、私とてそれなりの対応をするが、大丈夫だ。 奴との戦いは微量のトラウマを私の心に植え付けていたのか、私は鍛冶屋に気付かれないよう安堵から静かに嘆息をこぼした。 しかし、大きな雪崩が起きたと言うが、騎士団のみんなはそれに巻き込まれたのだろうか。 無事だと良いのだが。 アルバート卿や、あの少女が付いているし、それに私よりも遙かに経験豊かなユリアンが緊急時には騎士団を率いることになっているので、大丈夫だとは思うけれど。 「わ、分かっています。 いますが、その…」 私は迷いながらお椀を口に付けようとし、けれどそのまま、まごつきながら彼を仰ぎ見た。 我慢して食べなさい。 「ですが、この匂いだけは、やっぱり、ちょっと…」 ぼやきながら、けれども彼の口調にどこか嬉しさを覚えて私は微笑を浮かべた。 私をこんな風に年相応の子供扱いをしてくれる大人は、あの冷たい鳥籠の中には一人もいなかった。 それがいかに私の心から温もりを奪っていくかも知らずに。 だから、私にとって、鍛冶屋の対応は、とても心温まるものだったのだ。 それこそ、涙が出てくる程に。 その様子がどこか滑稽で、おかしくて、嬉しくて、私はさらに笑いながら涙を流した。 私が欲しかったのは、何でもない、こういうやり取りだ。 普通の家庭に生まれて、普通の親子がするであろう、普通のやり取り。 それこそが、私がずっと望んでいたものだった。 「ふふっ、うふふっ。 あ、貴方もそんな風に焦った声を出すのですね。 おかしいです」 泣きながら笑って、彼に話しかける。 初めて、冷えた私の身体が熱を持ったかのように。 それからさらに一日が過ぎ、彼が煎じてくれた薬の効き目が素晴らしいのか、彼の回復魔術の腕が素晴らしいのか、生死を彷徨う程の大怪我を負っていた筈の私も、どうにか床から起き上がり、歩き回れる程度には回復していた。 けれども、外の天候は回復することはなく、勢いは少し弱まりつつあるものの、未だに全てを覆い隠すかのような吹雪が続いていた。 騎士団の仲間を探して、鉱道の外に出ることも叶わない。 しかし私は、心のどこかで、このまま雪が止まなければいいのに、とも考えるようになっていた。 かつての私なら考えも付かないことだが。 「何をしてらっしゃるんですか?」 その日、ようやく歩き回れるようになったものの、まだ激しい動作をする程には回復しておらず、さりとて、鉱道の外に出ることも叶わなかったので、暇を持て余した私は鉱道の広場にて鍛冶の研究をしているという彼に声をかけた。 それと共に、とても繊細にコントロールされた魔力が渦を巻きながら、彼の手元にある鋼を細く細く研ぎ澄ませいく様子が感じ取れる。 私は鍛冶屋と言いつつ、普通の鍛冶をすることのできない身でね。 「とても、綺麗な音…。 「………剣」 私は勝手ながらも、何故だか、心の内でどこかしらに僅かな失望を感じていた。 この心優しい鍛冶屋に、私は人を殺すであろう武具を作っていて欲しくなかったのかもしれない。 硬質で暖かみを感じさせない鋭い刃は、私にあの冷たい鳥籠を思い出させるから。 剣の巫女。 私は、世界中の刃の象徴だ。 生きているように、とても暖かい。 「そんな。 これでは、刃が…!」 剣の刃に触れた瞬間、彼が言っていたことの意味に気付いて私は驚きの声を上げた。 そんな私の様子を見て、満足そうに彼が頭上から話しかける。 極限まで薄くすることに成功したこの剣の刃は、混ぜ合わせた緑柱石の美しい緑色を透かして映して、反対側の景色を淡く緑色に彩りながら表すほどに、研ぎ澄まされているのだ。 とても滑らかな肌触りに、人の体温ほどの暖かみを感じる。 この細剣は、世界一役に立たない剣なのだ。 よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに。 私は答えることができず、ただただ彼が世界一美しいと言った刀身に指を這わせ続けた。 けれども、私はそのような使い手が現れてくれることを信じてこの剣を造っているのだ。 この剣をこの場で振ってみたくなっていた。 この剣でなくても良い。 例えどんな剣であっても。 剣を振るうためだけに生きてきて、剣を振るうことこそが私の生きる意味。 剣は私の身体の一部。 「何か、剣を貸して頂けないでしょうか。 いえ、この剣でなくても良いのです。 何でも良い。 今は、無性に剣を振ってみたくなったのです」 私の提案に対し、鍛冶屋は思案するように一瞬間を置いたが。 まだ激しい動きが出来るほどには回復していないだろうが、しかし、リハビリには良いかもしれないな。 いいだろう。 この鉱道には私が暇つぶしで造った試作品が山のようにある。 上段から、中段、下段、そのまま突き。 流れるように。 止まることなく。 舞うように。 踊るように。 子供の頃、目の見えぬ私をせめて使い物になるようにと、厳しく鍛え上げた師父達の言葉を思い出す。 相手の攻撃を待ち、考えてから行動を起こしているようでは下の下。 考えなくても、身体がかくあるべしと自然に動くようになって、ようやく一人前になるのだ、と。 今私は、何も考えることなく身体の感じるままに剣を振っていた。 今の私は、あの頃の師父達が認めるような一人前となれただろうか。 冷たい鳥籠に飼われ、そこから抜け出すことを夢想するような夢見がちな少女を、彼らは認めてくれるだろうか。 そんな私の懸念をよそに。 嘘偽りもなく。 心からの敬意を込めて。 それが嬉しくて。 恥ずかしくて。 「い、いえ。 私などは、まだまだです」 赤くなった顔を見られたくなくて、そっぽを向きながら早口で私は答えるのだった。 まるで剣の精のようだった。 普段信徒から言われ慣れている筈の私の容姿に対する世辞であっても、彼が口に出すと、何故だが血が逆流するかのような恥ずかしさを覚えるのだった。 「そ、そんなことより、貴方はどうしてこんな場所で鍛冶屋などをしているのですか?」 話題を変えるべく、私は彼の身の上話を聞いたことがないなと思い、そんなことを尋ねていた。 それこそが、目の見える者の限界なのだよ。 彼らは光が見えるから、光から全ての情報を得ようとする。 目に映る物だけが全てだと信じてね。 しかし、君は違う。 いつもそうやって、世界の輪郭を掴んできたように。 色んな表情を見せながらね。 私は君のように目が見えない訳ではない。 そんな彼らを掘り出して、自らの手によって様々な姿へと形を変えていく。 ただそれだけが、たったそれだけのことが、私は好きなのだ。 空気の流れる音。 土の中を水が流れる音。 そんな中で、深い深い土の中から響くとても小さな乾いた金属音が、私にも聞こえた気がした。 その音はどこか寂しげな音色で、それでいて、辺りに余韻を響かせながらまるで誰かが応えてくれるのを待っているかのようであった。 だから。 「私も、私にも、聞こえる気がします。 いえ、私にも聞こえました、石の声が!」 私は嬉しくなって、興奮した様子で鍛冶屋に話しかけた。 まるで何も知らない幼い少女のように、その場で跳びはねながら。 「もうっ。 分かっているさ。 別に君を疑っている訳ではないよ。 そんな恨めしそうな顔をして睨まないでくれ。 けれども、何故だが私にはそれが少し楽しかった。 誰かと、嫌いな食べ物の話をするなんて。 夢にも思っていなかった。 だったら、虫の丸焼きというのもあるぞ。 「ぜ、絶対に嫌です!何と言われようとも、そんな物を私は食べませんからね!」 想像しただけで、鳥肌が立ちそうだった。 悪い悪い。 君を見ていると、家に残してきた娘のことを思い出してしまってね。 ご息女が、いらっしゃるの、ですか」 彼の言葉を聞いて、何故だが私の心臓は大きく一つ脈を打った。 そのまま、脈動は止まることなく私の心を急かし立てる。 君と同じ青い髪をした娘でね。 それがどうしてか、私の胸を切なく痛めた。 「ご結婚、されていたのですか」 私は声の震えを誤魔化すように、低い小さな声で彼に問いかける。 けれど。 面白いことを言うお嬢さんだな、君は。 彼の笑い声を聞きながら、自分でもおかしな質問をしたと思い、耳まで真っ赤になっていくのを感じる。 彼があまりにも人間くさい様子で私に接してくるものだから、彼が人外の存在であることを、つい忘れてしまっていたのだ。 私が目が見えず、彼の姿を見ることが出来ないことも、その理由の一つに挙げることができるだろう。 「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃありませんか。 だが、私が結婚、ねぇ。 遠い昔にあった愉快な出来事を思い返して、それでつい笑っているような。 けれど、こんなに笑われて、私にとって不愉快なことであることには間違いなかった。 「もうっ。 知りませんっ!」 だから、私はつい彼に怒鳴り声を浴びせて、そのまま大股で広場を出て行くのだった。 私の後ろからは、それでも止むことなく彼の笑い声が聞こえ続けていた。 雪で閉ざされた暖かい鉱道で過ごす時間は、まるで外界から切り離されて悠久に続いているかのように感じられた。 私は、鉱道で一日を過ごす間、あの冷たい鳥籠の中では決してさせてもらえなかった様々な物事を体験した。 火を起こし、食材を切り刻んで、料理を作る手伝いもした。 そこで分かったことは、私が自分が思っていたよりも遙かに不器用だということだった。 けれど、指を何度も傷付けながら作ったシチューを、彼は美味しいと言って褒めてくれた。 そんな時、私は彼に頭を撫でて欲しいとさえ思った。 まるで童女のように。 彼が武具を錬成している間、ずっと傍で彼が奏でる美しい金属音のメロディを静かに聴いていたりもした。 そんな時には、彼は私に何も話しかけず、また、私も彼に話しかけることなく、ずっと二人で無言のまま広場に座っていた。 そんな私達について、土の奥深くに埋め込まれた鉱石達が、噂話をしているような気が私にはするのだった。 だから、不思議と寂しくなく、それどころか賑やかな楽団が奏でられているような気さえしたのだった。 岩肌を掘って、鉱石を掘る手伝いもした。 私達だけに聞こえる石の声を頼りに、彼が趣味で造ったというやけに重たいマトックを使って、土を掘り進めるのは思っていたよりも重労働で、彼は私の傷が開いたりしないかを終始心配していて、それがやけにおかしかった。 汗に濡れた身体を洗い、傷の治りにもいいからと、鉱道奥深くに湧き出る天然の温泉に入ったりもした。 当然、私が湯に浸かっている間、決してこちらに近づかないように言いくるめてはいたけれど、彼はそれを忠実に守って、私が入浴していることに全く興味のない素振りをしていたことが、何故だか私には少し悔しく感じられたりもした。 そして、夜には外から響く風の音で寝付けない私のために、彼は子守歌を唄ってもくれた。 あんなに聞き惚れるような良いバリトンの声をしている癖に、彼の歌は何度も音程が外れ、リズムも全く合っていなかったが、それでも、彼がとても楽しそうに唄うものだから、それが私にはとても心地よかった。 そんなことが、私には身が震えるほどに嬉しくて。 嬉しくて。 まるで、産まれてからずっとこの鉱道の中で彼と暮らしてきたかのように感じられて。 その時間が終わってしまうことを自分が死んでしまうことよりも深く恐れて。 それで、私は眠りに就く前に、欠かさず行っていた天上神への祈りに、初めて形だけではなくて心を込めて祈ったのだった。 どうか、私からこの暖かい日溜まりを奪わないでください。 どうか、雪が止むこともなく、いつまでも私を彼と共にこの鉱道に居させてください。 どうか。 お願いします。 それが、決して叶わない願いであることを、私は知っていた筈だったのに。 それでも、願わずにはいられなかった。 アナスタシア・ソードレスは、あの日、あの雪の中で、闇色の獣に襲われて、死んだのだ。 ここにいる私はもう、神殿騎士団の団長でも、剣の巫女ですらない。 そんな役割を、薄く氷で固められた書き割りの中で、演じ続けなくても良いんだ。 だから。 お願いです。 けれども、その三日間は、私がこれから過ごすであろう何十年もの人生と匹敵するだけの価値があったと私は思う。 終わりは唐突にやって来て、淡い日溜まりの中で見る夢はいつしか覚めるものだ。 四日目の朝に、全てを覆い隠すような雪は止み、久しぶりに空に太陽が見えたのだった。 私は彼の言葉を聞きながら、俯いて黙ったままだった。 盲目の私には、彼の言う景色を見ることはできない。 雲一つないという、素晴らしい青空さえも。 あれほど望んでいた筈の人の温もりが、私が纏っていた冷たい氷の鎧を全て溶かしてしまって、私の心を触れれば砕けてしまう程に弱くしてしまったのだ。 だから。 最初は大雪が降っていようと外に飛び出してまで仲間達を探しに行きたかったのに。 それなのに。 晴れて欲しくなど、ありませんでした」 ぽつりと、下を向いたまま、私は吐き出すかのように呟く。 いいえ。 きっと、誰も、私の帰りなど、待ってはいないと思います」 私の脳裏に浮かぶのは、年若く何の経験もない少女である私に対して、敬語を使って勝手に崇め立てる周囲の大人達。 私を神殿騎士団団長ではなく。 ただ一人のアナスタシア・ソードレスとして扱ってくれた者はいなかった。 私は、あの場所でたった一人だった。 孤独だった。 孤独の寒さに耐えきれず、いつしか自分を偽ることも忘れて、希望も持たず、意志すらも丁寧に閉じこめて、ただただ彼らが望むがままの聖少女として生きてきた。 だから。 「私でなくたって、別にいいんです。 代わりなら、きっと他にいますから。 あそこに私の居場所など、なかった。 私が私である必要などなかったんです」 神殿騎士団の団長なら、下らない伝統なんかに囚われず、ユリアンが務めればいい。 彼なら、私よりも遙かに多くの経験を積んできた筈の彼ならば、私よりももっと立派に団長の勤めを果たしてくれる筈だ。 出来ないことでも、これからきっと覚えます。 もう、冷たい剣を握って、人と戦い続けるのは嫌なんです。 陽の暖かさが感じられる空にでも、私を連れて行って!」 私は、傍に居るはずの彼に対して、叫びかける。 そして、決して触れさせようとしなかった彼の身体に、私はそのまま寄り添うように手を回した。 初めて触れた彼の身体は、予想に反してとても硬質で、ゴツゴツとしていて、けれど、予想通りにとても暖かく、堅い皮膚の下から彼の鼓動が感じられるようだった。 「お、お願いです。 私をここから連れて行ってください」 泣きながら、彼に懇願する。 目の見えない私には、彼が今どのような表情をしているのか分からない。 だから、彼に想いが届くように、私は彼の心へと向けて言葉を発し続ける。 「貴方は笑うかもしれません。 けれど、けれど私は、私は貴方をお慕いしております」 たった三日間一緒に過ごしただけで、私が彼の何を知っているのだろう。 彼が私の何を知っただろうか。 勘違いかもしれない。 初めて優しくされて、舞い上がっているだけかもしれない。 そうだとしても、そうだったしても、それでも確かに、私は彼のことを好いていた。 どうしようもなく、彼との別れを考えるだけで胸が張り裂けそうになるほどに! 「本当です。 嘘じゃありません。 貴方が、貴方が好きです。 貴方が私のことをただの面倒な小娘だと思っていたとしても、それでも私は、貴方のことが好きです。 「どうか、お願いします。 私も一緒に連れて行ってください!」 私の人生初の愛の告白に、彼は暫くの間黙ったまま、彼の身体に添えた私の手を除けるでもなく、身動ぎもせず佇んでいた。 雪が止んだ世界は、何一つ物音がせず、まるで世界で私達二人だけになったかのようだった。 耳が痛くなるほどの、無音。 そんな静かな世界の中で、私はこのまま時が止まればいいと願っていた。 彼の身体に手を回したまま。 雪に埋もれて。 永遠に。 あの静かな深いバリトンの声で。 「本当ですっ。 嘘じゃありません。 もう、あの場所には帰りたくないんです!」 私は彼の言葉に反発して、声を荒げて言い募る。 彼の硬質な肌に手を這わせながら。 それだけで、私の聴覚が何倍にも押し伸ばされたかのように広大な世界へと風に乗って広がっていって。 どうかアナスタシア様を。 死なせるものか。 どこか遠い遠い場所で、部下達が私の安否を憂慮して私を捜す声が聞こえてきた。 「み、みんな…」 その中には、もちろん私の副官のユリアンの声も含まれていた。 無事だったんだ。 良かった。 私は口元を抑えて、嗚咽を漏らさないように歯を噛みしめた。 私は本当は分かっていた。 私は周囲の大人達が嫌いだった。 私に対して人形であり続けるように望み続ける大人達。 彼らは私を人間として扱おうとはせず、巨大なシステムの歯車の一部として扱い続けた。 扱い続けたと思い込みたかっただけだ。 本当は、彼らを人間として扱っていなかったのは私の方だ。 誰も私のことなど分かってくれないと勝手に決めつけて、彼らに心を開かず、自ら彼らが望む人形であり続けようと感情を押し殺し。 彼らが一言でも、私に対して神殿騎士団の団長であるように私に望んだだろうか? 彼らが私にそう望んでいるだろうと勝手に考えて、そのように振る舞っていただけに過ぎない。 私は傲慢で、独りよがりで、孤独な振りをした、ただの寂しがり屋だった。 もう十分に休んだ筈だ。 君なら、また歩き出せるさ。 その優しさが私の胸を裂くように痛める。 だけど。 彼の言う通りに。 その痛みさえも。 「………貴方の言う通り、私は、また歩き出さなければいけないのですね。 共に歩く仲間がいるのなら、私は、また歩き出せる気がします」 でも。 「貴方が好きだと言った気持ちに、嘘はなかったんですよ。 私は、本当に」 貴方のことが。 たった三日間だったとしても。 それだけで、もう十分。 私は、十分に、心を温めもらった。 私はそれがとても嬉しくて。 涙を拭って。 彼の身体にそっと口づけをして。 「約束ですよ?」 彼が叫んだ同じ空の下、彼に向かって微笑む。 そして、彼の身体からそっと手の平を離す。 彼の体温をもう感じることはできないけれど、彼がくれた温もりがまだ手の中に残っている。 だから、もう大丈夫。 とても細く、力を入れれば簡単に折れてしまいそうなほどに軽い、一本の剣。 彼が鉱道で私に見せてくれた、世界で一番美しい、あの剣だった。 その剣を持っている限り、君がどこにいても私には居場所が分かる。 だから、疲れた時には、いつでも私を呼ぶと良い。 私も、同じように微笑む。 でも、私は、この剣を使って彼を呼ぶことはないだろうと思っていた。 もう十分、私は彼の腕の中で休ませてもらったから。 だから、もし、私が彼を呼ぶことがあるとすれば。 それはきっと。 「別れの際に、こんなことを言うのは何だか気恥ずかしいのですけれど、だけどやっぱり、言葉にして伝えておきます」 私は胸の痛みを抑えるかのように、彼から授かった龍鱗の細剣を胸に掻き抱いて、彼へと告げる。 「私は、貴方を愛しています。 そうか。 「きっと、変わっていませんよ。 一度心に決めたら執念深い女を一人知っていたのでね。 ひどい言いぐさですね」 私は笑い、彼に気付かれないようにそっと、最後に一筋だけ涙を流して。 そして。 「それでは、またいつか会いましょう!」 元気よく、彼が褒めた素晴らしい青空の下で、別れを告げた。 私のことを必死になって探してくれているであろう仲間達のもとへ。 決して振り返ることなく。 彼からもらった温もりを胸に抱きながら。 彼の言う通り、私はこれからも歩いて行ける筈だ。 立ち止まることなく。 あの冷たい鳥籠の中であっても。 仲間達と共に。 だって、いつかきっと、また彼に会うことができるから! その時を楽しみにして、私は生きていくのだ。 これからも、ずっと。 ==== 王国歴904年 「そ、それで。 それからどうなったですか?お祖母様はその鍛冶屋さんと再会できたですか!?」 私の長い長い昔話を聞き終わり、フラウは鼻息も荒く急かす仕草で私に話しかけてきます。 けれど。 「ふぅっ。 長いこと話していたので、疲れてしまいましたね。 少し休ませてください」 「むー、続きが気になるですけど、仕方ないです」 「うふふっ、ありがとう、フラウ」 フラウに微笑みかけながら、私は嘆息して深く椅子にもたれ掛かかりました。 そのまま目を瞑りながら、あの日から起きた様々な出来事を思い返します。 あれから何十年もの時が過ぎ去りましたが、本当に色んな出来事がありました。 あの後。 私が雪で鉱道の中に足止めされている間、大雪はタルメニアの首都でも猛威を振るったらしく、進軍を中止せざるを得なかったのは帝国軍も同じだったのです。 お陰で、鉱道を出てユリアン達と合流した私は、そのままタルメニアへと向けて雪道を出発し、何とか帝国とタルメニアとの首都決戦までには間に合ったのでした。 そして、タルメニアが帝国の傘下に加わることを防ぐことができたのですけれど、そのタルメニアが今ではトレンディアの属国になっているというのも、皮肉な話です。 そうそう。 あの闇の獣については、私が落雷によって吹き飛ばされた後、怒ったルールールーさんが魔術で雪崩を起こして、何とか逃げることができたそうです。 アルバート卿は、とんでもないことを予告もなくする奴だ、って怒っていましたけれど。 雪崩に巻き込まれた闇の獣が、その後どこに行ったのかは分かりませんでした。 誰かに討伐されたという話もその後聞きませんでしたから、今でもどこかの山奥で強敵を求めて徘徊しているのかもしれません。 帝国とタルメニアとの戦争が終結して。 目まぐるしくも忙しい日々を法王府で過ごして。 時にはあの方との思い出を思い返しながら。 私がいつしか少女ではなくなり、名実共に神殿騎士団の団長として認められるようになった頃に、妹が子供を産み、出産に耐えきれずに死んでしまったのも、私にとって大きな事件でした。 産まれてきた子が、私達と同じく呪わしきソードレス家の双子だったことも。 そして、双子を自分の子供として引き取り、母親として彼女らを育ててきたそれからの長い年月は、私にとって新たな戦いの日々となりました。 トレンディアとノッドラートが大戦を起こし、その終結に大きく関与したことも、もう十年近くも前のことなのに、私の記憶には新しいままです。 あんなに苦手だったルールールーさんとも友達になって、私の孫の家庭教師を頼むようになるとは、あの頃の私には想像も付かなかったことでしょう。 本当に。 本当に様々な出来事があれから起きたのでした。 けれども。 私はあれから一度たりとも、あの方を呼ぶことはありませんでした。 あの時の思い出は、私の胸の中で、色褪せることなく輝いているままです。 その輝かしい思い出を抱いて、私はそれからの長い年月を戦い続けて来ました。 戦って。 戦って。 戦い続け、歩き続け。 私の子供達が大きく成長し、また子供を産み。 多くの孫ができて。 それでも、足を止めることなく。 私は歩き続けて来たのです。 だからかもしれません。 さすがの私も、少し疲れてしまったようです。 それがどこか心地よく。 まるで、あの頃の私に戻ったかのように感じるのです。 「お祖母様?眠ってしまったですか?」 フラウが傍で気遣うように声をかけてくれますが、大丈夫ですよ。 フラウ。 私はちゃんと起きています。 そして、今、とても良い気分なのです。 「お祖母様?お祖母様っ!」 フラウが私の顔を覗き込む気配を感じ、それからとても焦った様子で声を荒げます。 けれど、そんな風に大声を出さなくても、ちゃんと聞こえていますよ。 「お、お祖母様っ!しっかりするですっ!だ、誰か!お祖母様がっ!」 泣きそうな声で叫びながら、フラウが誰かを呼びにテラスから走り去っていきました。 やれやれ。 あの子は、いつまで経っても慌てん坊で、困ったものです。 もう少し、落ち着きというものを身につけてくれたら助かるのですけれど。 私は、フラウが去って、たった一人残されたテラスで風を浴びながら、耳を澄ませていました。 とても気分が良く、こんなに安らかな気持ちになったのはいつ以来でしょうか。 だから。 だから、私は、遠く山の風に混じって、何か巨大な生物が羽ばたく音を聞き取ったのです。 その羽ばたく音が次第に大きくなり、こちらへと近づいて来るに連れて、私の心臓の鼓動が大きく鳴り始めました。 ある種の予感と共に。 その生き物が纏う空気に、私は覚えがありました。 それと同時に、私の膝の上に乗ってあった龍鱗の細剣が、脈動するかのように熱を持ったのを感じました。 羽ばたく風が私の髪を揺らし。 剣が放つ熱をこの身に受けつつ、私が上空を眺めた時。 風の音に混じって。 私の耳朶を打つのです。 あぁ、この声は。 私はずっと、貴方のことを愛している、と。 それだけで、私はこれまでの人生全てが報われるような気がするのです。 けれど。 貴方が迎えに来るのが遅すぎて、私はすっかりお婆ちゃんになってしまいました。 彼とあの鉱道で出会った日から、もう何十年もの時が流れていました。 目が見えなくとも、私の身体が醜く衰えてしまったことが私にも分かります。 それだけで、まるで私の全身が燃えるように熱を帯びたのが分かりました。 すると。 あぁ!見える!私にも世界が見えます! 何ということでしょう。 光を灯す筈のない私の目が、世界を映し出していたのです。 木々の緑。 太陽の光。 雲の白。 そして、ずっと、ずっと見たいと願っていた、空の青! これが世界! その青の中で、悠々自適に翼をはためかせながら、宙に浮いている彼の威容を私の目が捉えました。 その情報をもとに、私は何度も頭の中で彼の姿を描いてきました。 けれど、それよりもずっと、彼の姿は私の心を熱く打つのでした。 そして、私はそのまま自分の姿へと目を移しました。 そこには、しわくちゃのお婆ちゃんになっている筈の私の姿ではなく、まるで十代のあの頃の、彼と出会った頃の私がしていたであろう、若かりしままの姿があったのです。 こんな、こんなことって。 あぁ、まるで夢みたい。 いいえ。 きっと夢なのです。 でも、夢でもいい。 夢でもいいから、どうかお願い。 覚めないで。 私は涙を零しながら、そう呟き続ける。 泣きじゃくる私に向かって、やはり彼は微笑みながら優しく声をかけてくれました。 君は、私の言う通り、あれからずっと休むことなく、立ち止まることもなく、戦い続け、歩き続けてきたんだ。 私の瞳を見つめながら。 身体が、まるで何十年も若返ったかのように軽いのです。 今なら、何だって出来るような気がします。 あっという間に、静養のために訪れた湖畔の屋敷を離れて、ぐんぐん青空へと近づいていきます。 そこには、見渡す限りの無限の青! これが、人々が、口々に出していた、空の美しさなのでしょう。 私はそんな青に包まれながら、彼に大声で話しかけます。 私、あれから猪肉も食べられるようになったんですよ?それに、料理も上手くなりました。 貴方に作ってあげたい物が。 彼は、私の言葉に律儀に返事を返してくれます。 時には笑いながら。 時には私をからかいながら。 そんなやり取りを、私達は空の上で繰り返すのでした。 いつまでも、飽きることなく。 私達の姿が空の青に溶けるまで。 ずっと。 晩年彼女がお気に入りとしていた屋敷のテラスにて、椅子に座ったまま眠るように息を引き取ったという。 彼女の遺体の傍には、何故か、白い龍の鱗が一枚、陽の光を青く照り返しながら落ちていたと伝えられている。 次の更新は、時代を未来に戻して、四章の話になるか、それとも、後一話くらい間章の話をするかもしれません。 それでは。 読了多謝。

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貴方といたいしわくちゃに何年経っても

こんばんは。 私は24才無職です。 数年前から元々バセドウ病で、 最近職場や彼氏含めた人間関係から うつ病を患い仕事を辞めました。 病院には金銭面的に難しい状況で行かず、 自宅で安静にしています。 親は私の病気は一切知りません 彼氏は24才大学生です。 四回生秋から一年間家庭都合と 自己の精神的なことから休学しており、 現役卒業はならず、休学明けて一年が経ってるところです。 そんな私たちは付き合って三年になります。 殆ど喧嘩のようなものはないです。 彼氏も交際は私で二人目なのですが、 経験が少ないなりにも大切にしてもらっていると 感謝しております。 ただ、最近というか前々から気に入らない所もあります。 どこのカップルでも気に入らない所はあるはずだと思っており、 私自身も妥協というか、見て見ぬふりしている所もあります。 だけど、何が正しいか少しわからなくなってきてるので、 この質問をさせてください。 その気に入らない所というのは、 彼氏の無神経さ、何回も言わないといけない学習能力のなさです。 現在上記のように私はうつ病で、働いておらず、 今月が最後の給料だったため、今後は無収入の状態です。 当然遊びにもいけないし大好きな買い物もできない、 またそういう気も起きないので、 彼氏にはしばらくデートする気がない、会いたくないと 前々から何度も伝えてます。 なのに今まで同様デート代は俺がもつから心配するなと 私の自宅付近に勝手に迎えに来たりします。 自宅付近に来られると私の性格上、 行かなくてはならないという気持ちになり、 結局会いに行ってしまいます。 そして泊まったり、そういった行為もあんまりしたくないのに、 頭撫でられる、抱き締められる、キスなど、 体の接触も今ではむず痒いくらいに嫌です。 その行為についても求められたら断れず、 傷付くだろうからしないでとも言えず、 暑い、今はごめん、汗臭いからなどと 一時的な理由で拒んでいますが、 何回言ってもまたそういうことをしようとしてきます。 ほんとに苦痛です。 彼氏のことが嫌いというわけではないです。 病気のせいにもしたくないですが、 本当にその気にならないというだけです。 彼氏には病気のこと打ち明けていますが、 一緒に頑張っていこうと言われてます。 だけど治療は受けた方がいい、 俺は医者じゃないから、精神的なことは癒せるかもしれないが、 バセドウ病については専門の人じゃないと だめだと思うからと言い、 治療費も出すと言っています。 この一連のやり取りも苦痛です。 ただでさえデート代を支払わせるのも かなり気を遣い、苦手で、甘え方もわからないのに、 治療費までとなるともう今以上に頭がおかしくなりそうです。 次第にこの様々な金銭面の問題から 今の恋人関係さえも苦痛になってきました。 今別れてほしいと頼んでますが別れてくれません。 彼氏の言い分としては今別れて離れたら、 ・私が自殺しそうだから ・彼にとって私以上の女がいないから 主な理由がこの二点です。 確かに自殺願望はかなり強めです。 ただ後者については女の子と出会えてないだけで、 これから先もいっぱいいい人はいると言ってますが、 これから先のこととかどうでもいい、 今私を大切にしないと俺にとって意味がないと聞かないです。 私の気分的にはもう本当にほっといてほしいので、 そう伝えてますが受け入れてくれません。 何回言っても連絡してきます。 連絡着たら性格上返さなくてはいけないという気持ちになるので、 長い間だらだらとメールしたりします。 この何度も訴えても同じことをしてくる彼氏、 察しない彼氏は好きになれません。 他の部分は好きです。 私の伝え方もオブラートに包みすぎなのかもしれません。 ですがこちらとしても本当にしんどいので、 察してほしいです。 はっきり言ったとしても学習能力がないので一緒だと思うし、 どうせ聞き入れてはくれません。 どうすればいいのかわからなくなってきました。 私はどうするべきでしょうか。 長々と申し訳ございません。 アドバイスをよろしくお願いいたします。 5です。 別れたいのであれば、好きでも好きじゃなくなったというしかないと思うのですが。 好きだけど別れたいと言われても、彼も理解できないし、あきらめられないと思いますよ。 彼の中では「好きなら一緒にいたいものだ」と思い込み「遠慮しているんだ、そんなこと気にしなくていいのに」と考えるのです。 あなたの言っていることが彼の常識外のことだから理解できないのです。 お金がないからデートできないと言われれば、自分が出せばいいと思うのはすごくまともな考え方だと思います。 学習能力がないとか、そういう話とはちょっと違うと思います。 好きじゃなくなったから別れたいというのであれば、彼も理解できると思います。 それでも最初は抵抗すると思いますよ。 好きじゃないと言い続ければ、受け入れるしかないと悟ってくると思います。 > 連絡着たら性格上返さなくてはいけないという気持ちになるので、 うつの人らしい考え方です。 決して悪いわけではないんです。 でも、その考え方から自分を追いつめてしまうんです。 >着信拒否は、 >彼氏の元カノにされてトラウマらしいので、 >同じことはやりにくいです。 これもそうです。 あなたの中で、あれはできないこれはできないと道を自分で狭めています。 今、あなたの優先順位は彼の気持ちではなくて、あなた自身の病を改善することでは? どこかで割り切ることは必要ですよ。 好きじゃないと伝えたうえで、それでもわからないようなら、これってストーカーだよ、と言うくらいの気持ちが必要なんでは? No. 3です。 彼は鬱について正しい知識を持っているのか怪しい所ですが、鬱についても知って居ると言うのであれば行っている行為が 鬱を助長していると言う事に気が付かないと言う点が恐ろしいです。 鬱になった事が有る事を話しているのであれば、共通の知人を通じて今関わる事がマイナスになると言う事を伝えて貰った方が 良いのかも知れませんね。 そうでなければ共通の知人の主観として「鬱の症状が見られる様だから今は何もするな」と知人の言葉で言って貰うとか。 共通の知人が居なければ、書面を郵送して「精神的に参っているので貴方(彼)の想いが今は重く負担となって益々精神的に 追い詰められそうなので会わない連絡も取らない」と一方的になりますが伝えた方が良いのかも知れません。 「別れる」と言うワードでは無く「引いて(または距離を取って)」と言うワードにしていますので、希望と言う糸だけは切らない様に 見せれば大学四回生なら理解出来るレベルと思いますが。 それで本当に別れたいのであれば、時間を使って自然消滅を狙えばいいですし。 しかしバセドウ病が解らないのならネット検索すれば簡単に調べられると思いますが、専門家じゃないとダメだと言っているようじゃ 精神的にも癒せないし何の助けも出来ないでしょう。 そんな常識も無いのですね。 最終的には「バセドウ病を理解して貰えない人とは付き合えない!」とハッキリ言いましょう。 仮にその事で彼が自殺しようがそれは彼自身の問題であって、貴女が背負う事はありません。 Q 今月末で交際6年、同棲4年目です。 来年始めには結婚をと、婚約もしています。 今更なのですが、彼氏の性格に疲れる事が多い自分に気が付きました。 例えば、タイトルにありますが、話しを理解しない。 明日仕事何時?と聞かれ、15:00~だよ。 と答えます。 朝、また今日仕事何時?と聞いてきて、15:00~だよ。 と答え、 LINEで、お昼の11:30頃、あれ?もう仕事行った?今日何時からだっけ?と聞いて来ます。 記憶喪失レベルに、人の話を聞いて無いんです。 毎日お弁当を手作りして二人で持って行っているのですが、 お弁当のおかずは覚えてない、 LINEで肉団子美味しい!卵焼きにカニカマ入ってる ハート ありがとう!!とか送って来てるくせに。 わざとじゃないし、自分はこう言う人間なんだ。 と言い張ります。 仕舞いにバカで人の話聞かないんだ!と開き直ります。 それから、喧嘩 と言っても、言い合い程度。 になると黙り込み、90分くらいの沈黙に耐え切れず私が謝ると、何度謝っても一言も口を聞かず、癇癪を起こし、仕舞いにコンビニにたばこなど買いにドタドタと出て行ってなかなか帰って来ない。 洗濯物は放っぽりっぱなし。 せめて、カゴに入れてね!と毎日毎日繰り返し行っています。 明日DVD返しておいて!と頼めば、感じ良くわかったよ~と言ってくれ、お昼休みいつも通りLINEやり取りして、返却しといてくれてありがとね!助かった~とLINEを送れば、今日返却だったっけ?ごめん、忘れてた…あとで返しに行く!と。 もうなんだか疲れます。 だらしないと言うか、子どもと言うか。 7つ年上で、30手前の大の男が… 最初の頃はそんな所も可愛いと思っていて、同棲2年目くらいからストレスを感じ始め、最近はまた、プロポーズを受け婚約し、舞い上がってたのか、惚れ直したと言うか、魅力を感じてしまってときめいて… でもこんな子どもみたいな彼を夫として、一家の大黒柱として見られるのかな?そう言えば、彼の尊敬出来る所ってどこだろう?一生やっていけるのかな?と考えてしまっています。 その他は浮気も嫌いで硬派で少し亭主関白で、優しくて思いやりもあって、いい彼氏なのですが… どうしますか?皆さんが私なら… 結婚したからには離婚はあり得ないので、ストレスにならないか心配です。 アドバイスお願いします( ; ; ) 今月末で交際6年、同棲4年目です。 来年始めには結婚をと、婚約もしています。 今更なのですが、彼氏の性格に疲れる事が多い自分に気が付きました。 例えば、タイトルにありますが、話しを理解しない。 明日仕事何時?と聞かれ、15:00~だよ。 と答えます。 朝、また今日仕事何時?と聞いてきて、15:00~だよ。 と答え、 LINEで、お昼の11:30頃、あれ?もう仕事行った?今日何時からだっけ?と聞いて来ます。 記憶喪失レベルに、人の話を聞いて無いんです。 毎日お弁当を手作りして二人で持って行っているのですが... A ベストアンサー 補足拝見しました。 24saijinです。 まずは補足を頂きありがとうございます。 私の場合は父、友人が物忘れが激しい、後は少し反れる例ですが祖母のボケによる物忘れで「何度も同じ事を言わされる」「約束を守ってもらえない」というストレスを体験してるから質問者さんの気持ちがわかるんだと思います。 確かに生活面では大きな問題は無い感じのようですね。 後述されている自由奔放っぷりには私的に渋い顔をしちゃいますが・・・。 また、安泰?という面ではマッサージの店長が安泰かはわかりません。 バイトしていたジムは潰れましたし・・・。 後は体資本の仕事ってやはり体に負担かかりますので何となく普通のサラリーマンよりも保健は必要かと考えちゃいます。 私の母に似ているように感じます。 私の母も完璧主義で結構いいところに努めていたと聞きます。 ただ、私の母は父と夫婦生活を続ける中でちょっと精神崩壊的な傾向をたどったように感じます。 一時ヒステリックにもなりましたし真面目な性格が仇となる鬱っぽくもなりました 私の母の愚痴としては「記念日を忘れられた」「デートの予定を忘れられて待ちぼうけを食った 数知れず 」「父に任せられない事を全部自分でするようになり辛かった」「父に任せた結果無駄な費用が発生したケースが多々あった」などを聞きました。 今の課題は父の定年が近づいていること・・・。 無駄な質問 聞いても覚えずまた聞かれる に日々答えるのが苦痛なのに24h一緒の環境で過ごすのがぞっとすると言ってます。 私の相談経験上「好きじゃない」「恥ずかしいと感じる」という考えがある人は夫婦になって愛情が薄れると一気に「嫌悪」「見下す」ところまで行くんだと知りました 個人差あるでしょうが。 特にまじめな人、人前で醜態をさらされることが許せない人は尚の事です。 「人前で最低限のマナーを守れない」「人前で恥ずかしくなるような物忘れをかまして平気な顔をされる」「人前で恥ずかしげもなく醜態を晒す 鼻をほる、ゲップやおならをする、尻をかく、寝てヨダレを垂らす 」「人前で何でもかんでも怒鳴り散らす」等など... 私は質問者さんが真面目なこと、彼氏さんの物忘れを「好きじゃない」「恥ずかしいと」感じてるのが心配です。 特に「恥ずかしい」と感じてしまうのは「許す、許さない」の問題とは少し違いますもんねorz 慎重に将来を検討してみてください。 補足拝見しました。 24saijinです。 まずは補足を頂きありがとうございます。 私の場合は父、友人が物忘れが激しい、後は少し反れる例ですが祖母のボケによる物忘れで「何度も同じ事を言わされる」「約束を... Q 理解力がかなり乏しく、話しているとイライラしてしまう友達がいます。 イライラする事で、強い口調で訂正してしまったりする事がありますが、 理解力のなさは相手の能力の問題でしょうし(治せない本人の素質といいますか) これって友達として成り立っていないという事でしょうか・・? どのくらい理解力がないかというと、 ・全ての会話に主語をつけないと、誰が、どうしたという部分がわからなくなる。 ・1から10まで、ひとつひとつ段階を追って説明しないと、状況理解ができない。 のです。 また、語彙力や、知識も乏しい事が理解力のなさに拍車をかけていると思います。 よくIQが20以上離れていると会話が成り立たないといいますが、それに近いですか? IQ高いほうが低いほうに噛み砕いて説明するべきと言っている人を見かけたことがありますが、 噛み砕いて話すために一つのエピソードを語るのに3倍近い労力を使うので、 いつもしゃべりつかれてしまいます。 ちなみに、その友達の事は好きですし、友達として付き合っていきたいです。 でも、話すといつも私が、だからーそうじゃなくって!と言ってしまう事が多いんです。 全て丁寧に噛み砕いて話すと、ここまで話してるんだから理解できるでしょうという気持ちになって、 疲れてしまって会話が面白くなくなったり。 (会話ってテンポが必要ですから・・) お互いを思いやる気持ちはあれど、楽しくいられないなら友達として成り立たないのかな。。 みなさまの経験談あれば教えて下さい。 また、このような友達と上手く付き合っていく方法を教えて下さい。 理解力がかなり乏しく、話しているとイライラしてしまう友達がいます。 イライラする事で、強い口調で訂正してしまったりする事がありますが、 理解力のなさは相手の能力の問題でしょうし(治せない本人の素質といいますか) これって友達として成り立っていないという事でしょうか・・? どのくらい理解力がないかというと、 ・全ての会話に主語をつけないと、誰が、どうしたという部分がわからなくなる。 ・1から10まで、ひとつひとつ段階を追って説明しないと、状況理解ができない。 のです。 また、語彙力... A ベストアンサー こんにちは。 女性です。 質問者さんの気持ち分かります 笑 大変ですよね~ 「だからそうじゃなくて」と何回言ったか。 私自身、他の人と話していてもちゃんと通じるし、なるべく細かく話すようにはしているのですが… 流石に、私にはその友達ほど「全てに主語」をつけるくらいの友達はいませんが、複数人と話していて「だからそうじゃなくて」と説明することが多々ある人がいます。 伝達能力がないから、と言われればそれまでかもしれませんが、他の人とも話していてもそうなるのですから、伝える側の努力だけではなく、理解する側もどうにかする努力はして欲しいと思います。 一番困るのは本人なんですし、どうにかしやすいのも本人なんですから。 病気かなにかでそうなのであれば仕方ないのですが、単に勉強不足だったり集中してなかったりといった本人がどうにかできることを放置しておくのは問題が違うと思いますので それで、私が思うそうなる原因は、いくつかあると思っています。 その友達は、質問者さんじゃない他の人との会話ではどうなのでしょうか? 全員にそのような状態が起こるのであれば、友達自身の問題だとは思いますが、一人でもそうでない場合、何かしらこちら側にも理由があって、通じないのだと思います。 例えば「口調」 ゆっくり話せば理解できるけど、そうでない場合、頭の中がついていかない。 「内容」 特に女性とかだと、話題・話のポイントがポンポン飛びます。 話している本人には自覚がないけれど、一つのことを話すのに、様々な情報が混ざって分かりづらくなっていることがあります。 友達というのは男性でしょうか? もしそうなら、男性の「会話の仕方」と女性の「会話の仕方」が違うので、話していても着目・気にする部分が違うので、主語を使わないと「頭の中で思い浮かべるもの」が違ってくるので、通じにくくなります。 また、男性脳は同時に複数のことを処理することが難しい 女性より苦手 とのこと。 シンプル・単純な話を一つ一つ積み重ねていくような会話だと大丈夫かもしれません。 そういう意味では、友達は男性的な会話の仕方の傾向が強いのかも。 それだと女性的同士の話の仕方では難しいと思います。 誰と話しても同じようになる場合。 「聞いていない部分がある」 一つ前のことについて考えていたりして、次の言葉を聞いていない。 これはあるでしょう。 「発想が変わっている」 これもあるかもしれません。 周りが当たり前のように結びつける対象と、友達が結びつける対象が、そもそも違う。 話のポイントがずれているんですよね。 これは仕方ないですね。 「文章の最初を忘れてしまう」 短期記憶がうまくできないのかも。 文章を短くすることで対処できるかも。 あ、あと、多分IQはあるかもしれません。 前に聞いたのでは、とても高いIQの人は、普通の人と会話してもつまらない?疲れるみたいです。 普通の人って「あれ何だっけ」とか忘れることあるでしょ? IQが高い人からすれば「なんで忘れるんだろう?」となり、「普通 その人の中で 覚えてるでしょ?聞いたんだから。 」とか「理解できるでしょ?丁寧に説明したんだから」となるみたいです。 だから、そういう高いIQの人達の集まりがあるとのこと。 必然的に同じ高いIQ同士で結婚することが多いとのこと。 きっと、これと同じような感じかもしれません。 友達を続けるなら、なるべく短文で丁寧に話していくしかないんじゃないでしょうか? 多少の改善はあるかもしれませんが、劇的に変わることはありませんし、友達は友達のままです。 イライラしそうな時は距離を取り「友達の個性」として、笑いにできる余裕のときに会っては? 程よく距離をとることも人付き合いには大切だと思いますよ? 私は職場の同僚で仕事の話をしなくてはいけない相手だったので、皆との会議は大変でした 汗 がんばってくださいね! こんにちは。 女性です。 質問者さんの気持ち分かります 笑 大変ですよね~ 「だからそうじゃなくて」と何回言ったか。 私自身、他の人と話していてもちゃんと通じるし、なるべく細かく話すようにはしているのですが… 流石に、私にはその友達ほど「全てに主語」をつけるくらいの友達はいませんが、複数人と話していて「だからそうじゃなくて」と説明することが多々ある人がいます。 伝達能力がないから、と言われればそれまでかもしれませんが、他の人とも話していてもそうなるのですから、伝える側の努... Q 部下の女性 20代)がいろいろ指示を出しても、きちんと動けません。 周囲の空気を全く読めない、彼女の言いたいことがよくわからないから何度も聞き返さなければならないし,言葉の行間を読めなかったり、異常に不器用だったり、変に反抗的だったり、はっきりいって問題児です。 叱られても「自分は悪くない」と開き直り、明らかに自分が間違っていても一切謝りません。 真っ直ぐ歩いていて狭いところで他人とすれ違う時も自分からは絶対どけません。 下手したらぶつかっても何もいわない) 先日、はかり売りのテーブルクロスを売るとき、お客の言う数値までミリ単位できっちり測ろうとして、何十分もかかって仕事をしていました。 普通は誤差も考えて多少多めに測ると思うけど,そういう応用は全くききません。 結局切ったら5ミリ少なくて 笑)「どうすれば良いですか」と聞いてくる始末。 言われても伸ばせるかよ!とつっこみたくなります) それで几帳面なのかと思うんですが、上司に提出するレポートなどはノートの切れっぱしに書いてしかもしわくちゃのまま提出したりします。 文章は普通の文章を書けるようです。 うまくもなく悪くもなく) 最初は異常に子供っぽいと思っていたのですが,最近アスペルガー症候群という症状があることを知って、彼女はもしかしてそうなのかもと思うようになりました。 そうであっても、そうでなくても問題は変わらないのですが、 それならきちんとした接し方をすればいいだろうと思うのですが… 自分も 直属の上司なので)注意することが多いですが、他の上役にも叱られている様子をよく目にします。 あまり叱られてばかりだと普通は辞めてしまいそうですが、既に今までいろんなところをクビになってきている経緯があるらしくて、人に罵倒されようが、馬鹿にされようが 現に今までの彼女を知っている人からいろいろ聞きますが,いい評判は皆無です)今の職場にいたいようです。 それでも自分を変えようとしないから、どうすればいいのか…困っています。 愚痴みたいになってしまいましたが、私はもういい関係を築くのはとっくにあきらめていて、とにかく給与分の仕事だけはこなしてほしいと思っています…何回同じ事を言っても数日間しかもたなくて、また同じ指導をする自分が虚しいです。 部下の女性 20代)がいろいろ指示を出しても、きちんと動けません。 周囲の空気を全く読めない、彼女の言いたいことがよくわからないから何度も聞き返さなければならないし,言葉の行間を読めなかったり、異常に不器用だったり、変に反抗的だったり、はっきりいって問題児です。 叱られても「自分は悪くない」と開き直り、明らかに自分が間違っていても一切謝りません。 真っ直ぐ歩いていて狭いところで他人とすれ違う時も自分からは絶対どけません。 下手したらぶつかっても何もいわない) 先日、はかり売りの... A ベストアンサー その人が分かるようになる「鍵」は、人によって違います。 私の場合、空気を読め、というのがどういうことか、わからず20年過ごしてきました。 ようやく分かった瞬間、ぶっ倒れるかと思うぐらいの衝撃があったものです。 私の変化に、周りも吃驚していました。 上司以外は諦めモードだったからです。 世界観の違いというんでしょうか。 上司は4ヶ月も頑張ってくださり、私は感謝の思いで一杯です。 今では人の気持ちもわかるようになり、訳も分からず嫌な態度をとってしまって相手を不快にさせることは少なくなりました。 人は、ある部分では能力が2,3歳児並という部分もあると思います。 知能は正常だとしてもね。 認められたい、その思いで質問者様の部下の方は、勉強を頑張ってこられたのでしょう。 しかしながら、自分をどうやったら変えられるか思いつかないのでしょう。 それを気付かせてあげられるのは貴方しか居ません。 注意、ではなく、理解してあげる、の方向で。 人は一人では生きられないということ。 人がどうやって居場所を確保するのか、教えてあげてください。 その人が分かるようになる「鍵」は、人によって違います。 私の場合、空気を読め、というのがどういうことか、わからず20年過ごしてきました。 ようやく分かった瞬間、ぶっ倒れるかと思うぐらいの衝撃があったものです。 私の変化に、周りも吃驚していました。 上司以外は諦めモードだったからです。 世界観の違いというんでしょうか。 上司は4ヶ月も頑張ってくださり、私は感謝の思いで一杯です。 今では人の気持ちもわかるようになり、訳も分からず嫌な態度をとってしまって相手を不快にさせることは少な... A ベストアンサー NO.7です。 私が今の彼と付き合っていてつくづく思うのは、人って自分の思うようにはならないということです。 私には私の理想の付き合い方があるように、彼には彼の理想の付き合い方があります。 例えば、私は毎日でも連絡したいし、少なくとも週1は会いたいし、二人の休みが合ったときは一緒に過ごしたいし…などなど理想は尽きませんが、 私の彼は、連絡は会う約束をするときぐらいでよくて、会うのも2週に1度程度でよくて、二人の休みが合ったからと言って別に一緒に過ごさなくてよい…というのが理想と思っているように感じます(実際に聞いたことはありませんが…) そんな二人がお互いの理想を押しつけるだけではうまくいくはずがないと思っています。 そんなに我慢してまで付き合う必要はあるのかと言われればないのかもしれませんが、私は彼が好きで必要なので別れるなんて考えられません。 だからがんばっています。 例えば、 ・連絡が来ないとき、文句を言いたい気持ちを言い換えて「連絡してくれたらうれしいな」という言葉にしてメールや電話で伝える ・連絡してくれたときに、連絡してきて当然という態度ではなく、感謝の気持ちをもつ …などなど、本当は文句を言いたかったり思いきりふてくされたりしたいところを我慢して、前向きな表現に変えるようにしています。 〉電話で別れを告げたところ、がちゃ切りされました これは質問者様のことを好きなら相当ショックだったと思いますよ。 逆の立場で考えてください。 私も相手から電話で別れを告げられたら同じことしますよ。 〉でもその次の日、何事も無かったかのようにいつもよりやさしいメールが来て、仲直りしました。 ここから質問者様への思いを感じます。 相手の方も、自分の気持ちを分かってもらいたいのに分かってもらえず、それでも質問者様とは別れたくないと思っているのでしょう。 相手だっていっぱいいっぱいの感じがします。 それなのに… 〉あそこまで言わなければ、わかってもらえないのかと悲しくなりました。 私から言わせてもらえば、別れを告げた質問者様の方に問題があると思うのに、メールをしてくれるなんてとても優しい方と思います。 ここで本当に別れていたとしたら、それこそ今頃質問者様は激しく後悔していたと思いますよ。 そうさせなかったのは相手の優しさ・質問者様への思いです。 自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちを考えるということをがんばってほしいです。 疑う気持ちは痛いほど分かります。 でも、寂しいとか辛いとかそういうことばかり言っていたら、相手だって「自分とは一緒にいない方がいいのではないか」と思ってしまいますよ。 相手は十分質問者様のことが好きだと感じました。 だから、相手の気持ちをもう少し信じてあげてください。 NO.7です。 私が今の彼と付き合っていてつくづく思うのは、人って自分の思うようにはならないということです。 私には私の理想の付き合い方があるように、彼には彼の理想の付き合い方があります。 例えば、私は毎日でも連絡したいし、少なくとも週1は会いたいし、二人の休みが合ったときは一緒に過ごしたいし…などなど理想は尽きませんが、 私の彼は、連絡は会う約束をするときぐらいでよくて、会うのも2週に1度程度でよくて、二人の休みが合ったからと言って別に一緒に過ごさなくてよい…というの... Q 私と彼は付き合って1年ですが 価値観がいろいろ違います。 まず彼はバツイチ・離れて暮らす子供が一人。 私は未婚です。 まぁこれは合う合わないではありませんが… 彼は一人の時間がすごく大切。 私は人といることはストレスにはなりません。 彼は休みの日は休みたいタイプ。 私はアクティブに動くのが好きです。 彼は溜めて溜めて爆発しますが、 私は小さな爆発をして寝て忘れます。 上げだしたらキリがないのですが… 共通点があるとしたら 好きなことを仕事にしていること。 休日の過ごし方や 彼の一人の時間に対しては 諦めていたら慣れて来ました。 一緒にDVD見たり ゲームをしたり 運動しに外に出たりしています。 彼も連休があれば 頑張ってくれるので デートしたりしています。 でも、根本的にズレているところが多いのです。 育ってきた家庭環境も真逆で 私にとって当たり前のことがそうでなかったり。 やはり家庭環境って考え方を左右するんだなと思いました。 でも、彼のことは大好きです。 彼も大事にしてくれます。 ぶつかることはありますが、 でも折り合いをつけたり 譲ったりしてやってきました。 価値観の違いは将来的に大きな問題と言われますが、 彼とうまくやっていけるなら一緒にいたいです。 なので、もし価値観が違うけど上手に付き合ったり 結婚されているカップルの方がいらっしゃいましたら アドバイスください。 逆に、やっぱりやめとけばよかった…というような意見でも構いません。 よろしくお願いします。 私と彼は付き合って1年ですが 価値観がいろいろ違います。 まず彼はバツイチ・離れて暮らす子供が一人。 私は未婚です。 まぁこれは合う合わないではありませんが… 彼は一人の時間がすごく大切。 私は人といることはストレスにはなりません。 彼は休みの日は休みたいタイプ。 私はアクティブに動くのが好きです。 彼は溜めて溜めて爆発しますが、 私は小さな爆発をして寝て忘れます。 上げだしたらキリがないのですが… 共通点があるとしたら 好きな... A ベストアンサー 価値観が違うもの同士が上手に付き合う方法・・・。 結婚でも恋愛でも「似たもの同士」よりも「合わない者同士」がうまくいくこともあるんですよね。 それはお互いがきちんと相手を「受け入れる」という意識があること。 人間って似たもの同士であっても「違う部分」って当然ありますよね。 それが自分にとってものすごくイヤな部分であったとしてもそれが相手にとっては「当たり前」なことである部分もたくさんあります。 常識的に「直したほうがいい」と思う部分でも「生まれ持った資質で直せない」ところもあるんです。 それが何であるかを見極めるのは難しいけど、「生まれ持った資質」という部分であると判断したならそれを「受け入れる」ことで相手の欠点が1つ消えるんです。 言い換えれば「諦める」「妥協する」ということなんだけど、そういう考えも必要ということ。 難しいのは「受け入れる」ってことが「我慢」になってしまう場合があること。 我慢というのはいつか破綻します。 恋愛であれば別れる、結婚であれば離婚する・・・そういう結果になるんですよね。 私のいう「相手を受け入れる」ことができているということ。 話を最初に戻すと「価値観が違う」ことのいいところです。 価値観が違う、たとえば180度考え方が違う人が付き合った場合、何か行動するときにも意見が割れるんです。 あなたがこういえば彼はこういう・・・みたいな。 それが悪いのかといえばそうでもないんです。 彼の考えはあなたでは考え付かないリスクに気づいている、そして逆にあなたの考えは彼の問題点に気づいている。 考え方が違うとお互いの考える「いいところ」と「わるいところ」がきちんと見えるんでリスクを回避しやすいんです。 これを自分や相手が「なんでそんなことを言うんだ」といえばケンカになるけど、「そうか、そういう考え方もあるのか」と相手の意見を受け入れることであなた自身が「気が付かなかったこと」に気が付くんですよね。 個性心理学の考え方で「未来展望」と「過去回想」ってあります。 未来展望は「明るい未来の楽しいことばかりを想像するタイプ」で「そこに至るまでのリスクを考えられない」「なんとかなるさ」というタイプ。 成功したことを想像してアクティブに活動できる、行動が早い・・・そんな感じ。 これに対し「過去回想」というのは過去の経験を重んじてこれからの行動に慎重になるタイプ。 たとえば「旅行に行く」という未来の行動に対し、徹底的に「リスク」を洗い出します。 だから失敗が少ないんですよね。 これが未来展望の人だと「楽しい旅行だー」って旅行中の楽しいことばかりしか考えないから旅行に行って「忘れ物した」とか何らかの失敗をすることが多かったりするんです。 未来展望の人にとって過去回想の人の用意周到なところは正直「うざい」とか「面倒」って感じてしまいます。 私は未来展望、ダンナは過去回想なんだけどダンナの慎重なところと私の楽天的なところがうまく融合している感じがしますよ。 旅行にしてもダンナはプランをきっちり立てます。 何時にどこ、どこで昼食・・・みたいに。 でも私は「そんなの行ってからでいいじゃん、行き当たりバッタリも旅行の楽しさ」って考えちゃうんです。 (去年の夏、家族旅行しましたがダンナの用意周到さが功を奏しました。 ) ちなみに私は日曜日に家にいることができないので子供連れ出して遊びに行ったり、子供が出来る前も一人でショッピングとか行ってました。 ダンナは家でまったりしたい人なので子供が生まれる前でもデートなんてほぼ行かなかったですね。 さっきも書いたように思考が真逆なんで意見がぶつかることもたくさんありますが、お互いが性格を分かり合っているのでうまくいってますよ。 たぶん、今のあなたの接し方ならうまく付き合い続けられると思います。 あとは彼があなたに対してどう思うかですよね。 ちなみにこの個性心理学は昔流行した「動物占い」である程度わかります。 興味があればいまさらだけど占ってみることをオススメします。 価値観が違うもの同士が上手に付き合う方法・・・。 結婚でも恋愛でも「似たもの同士」よりも「合わない者同士」がうまくいくこともあるんですよね。 それはお互いがきちんと相手を「受け入れる」という意識があること。 人間って似たもの同士であっても「違う部分」って当然ありますよね。 それが自分にとってものすごくイヤな部分であったとしてもそれが相手にとっては「当たり前」なことである部分もたくさんあります。 常識的に「直したほうがいい」と思う部分でも「生まれ持った資質で直せない」ところ... A ベストアンサー 付き合った当初からしたら、彼の連絡頻度が落ちたのでしょう。 今お付き合いしてどれくらいの期間なのでしょうか? もう少し具体的に年齢や期間などを書いてもらえると、分かりやすく回答しやすいのですが・・・。 彼の連絡頻度は落ちては来ても、全く連絡が来ないってわけではないですよね? きっと彼にとっては今の連絡頻度が「普通」なのでしょう。 それは二人のお付き合いが安定してきたと彼は感じているからです。 付き合った当初は男性は必要以上に無理してがんばります。 けれども、お付き合いが3ヶ月・・・半年・・・1年・・・と過ぎていけば、彼女に頑張り過ぎなくても 彼女が側に居てくれるのが分かるから、そうすると他のことにも力を入れれます。 これは別に「手抜き」しているや「飽きた」とは違うのです。 特にあなたからすれば彼の連絡を24時間365日待ち構えてるような状況ですから 連絡が少ない・・・寂しい・・・となるのでしょう。 けれども、どうしてもこういう場合、女性と男性には流れる時間の速度が違うのです。 男性は女性ほど、恋愛重視の1日を過ごしていません。 仕事などの時間は彼女のことを忘れます。 その時間はあなたとのお付き合いの流れの時間から削除されているので、 あなたの彼を考える24時間と、彼があなたを考える24時間が違うのです。 あなたは1日で24時間が経ちますが、彼からすれば彼女のことを考える24時間は仕事の時間などを 抜くと、3日くらいでやっと彼女のための24時間が経過するのです。 あなたが3歩進んでも彼はやっと1歩目なのですよ。 分かるかな?この感覚? だからね、、「寂しい。 連絡減ってきたよね」と、彼は言われても 正直ピンと来ないと思う。 「あれ?俺普通に連絡してるけれどなぁ・・・そんなに減った???」ってね。 男性の中にはマメな人もたくさん居ますが、他に何か忙しくなるとそういうマメな人ですら 男性はそちらに夢中になってしまって連絡を怠る人だっていますから。 女性とは恋愛時間の感覚が違うんだな・・・くらいに思わないと。 そうやって、寂しい・・・連絡こない・・・とメソメソして彼にその思いを度々ぶつけるようになると 彼にはそのあなたの時間感覚が理解できないので、「重い」と感じてしまいますよ。 今あなたがLINEを無視してる状況ですが、彼にとっては無視されてるとも思ってないでしょう。 「あ、忙しいのかな?」程度です。 男性はそこまで深く考えないから・・・。 それにね、今のあなたの感じだと、あなたの方からばかり連絡していませんか? きっとあなたの方が彼を待つということが出来ず、自分が思い立ったら連絡してるはずです。 そして、彼からは来ない・・・来ない・・・と悶々としてるのでしょうけれども、 それはあなたが「しすぎる」から来ないのです。 彼から連絡しようと思う前にあなたから来るので、彼からしなくてもあなたから来ることが 彼にとっては当然になってしまっているのです。 彼から連絡が欲しいのであれば、彼の連絡にはちゃんと答えましょう。 そして、次のメールやLINEは彼から来るまではあなたからはしない。 あなた発信が当たり前を少しあなた自身が改善しなければなりません。 今お二人の連絡に対する温度差が生まれていると思う。 あなたの思う頻度と彼の対応が違っても仕方ありません。 だって彼はそこまで連絡を重視してないんだと思うから。 それは別にあなたを嫌いとかそういうことじゃないよ?勘違いしないようにね? もう少し彼に合わせたらどうでしょうか? 待つことが苦しい・・・のは分かります。 でも、それは常に待っているからそうなるのです。 彼はそこまで女性のことだけを考えて24時間過ごしてるわけではないのを理解してあげて。 2,3日メールこなくても全然平気!ってくらいの女性じゃないと、男性は疲れちゃうんだよ。 最初はいいけれども、長いお付き合いになると息苦しくなっちゃうの。 私の彼は世間ではマメな方です。 あなたからすれば羨ましい・・・と思う部類かもしれません。 1日に何度も連絡があります。 けれども、そんな彼でも仕事が忙しいや趣味に没頭してたなどあれば、パタっと連絡がきません。 でも、こんな彼でも最初からこんなに連絡頻度が高かったわけじゃないんですよ。 お付き合いが始まった頃は、週に3日くらいで、その1日も何通もやり取りする日もあれば 1通で終る日もあったりしてました。 けれども、私からあまりメールしないことをしていたら、彼の方からバンバン来るようになりました。 もちろん彼のタイミングで来るので、忙しい時などは止まりますけれどね。 止まれば、不安にも思わず、私の方も止めます。 そうすると、彼の方が思い出すんですよ。 「あ、何してるんだろ?」ってね。 私が何してるんだろう?と考えるよりも先に彼の方が思うようになってくれたんです。 こうやって自分の思う連絡頻度まで彼を持っていったという感じです。 連絡が来ない来ない、と待てば、来ないものです。 待ちすぎるからです。 「来ないけれど、忙しいんじゃない?」くらいの余裕を持つと、意外ときはじめますからね。 そして、あなたに連絡したときは、いつもあなたは明るく優しい彼女で居て欲しいと 彼は思っています。 だから、「来ないの寂しい・・・」という言葉を文字にしてはダメです。 伝えたいのであれば、会った時に言葉で伝えましょう。 文字はあなたの意図がきちんと伝わらない時がありますからね。 それに文字で言われると、男性は重く感じてしまいますから。 数日連絡をとりたくないのであれば、今きているLINEに返事だけはして、その後は あなた発信はやめればいいと思います。 そして、彼の「適切」な連絡頻度をもう少し知りましょう。 あなたは彼のことをとっても好きだから、ずっと彼のことを考えてしまうのだと思う。 その気持ちは良く分かります。 けれども、連絡頻度だけで愛情は決まるわけではありませんからね。 勘違いしないようにね。 最近連絡頻度が落ちたけれども、ちゃんと定期的には連絡してくれてる彼。 それはお付き合いが安定して、あなたを信頼し始めたから。 と考えましょう。 彼から来てるLINEに今は返信するべきだと思います。 なぜならば、今度は返信しないことを悩むからです。 そしてまた彼のことが頭から離れなくなる。 普通に楽しく返信して、会話が止まれば、その後は彼から来るまで「私は休憩!」くらいの 軽い気持ちになれるようにしないとね。 100通のメールよりも1回の会って抱き合う方がずっとずっと価値があるんだよ。 メールの数に惑わされないで。 彼はあなたのことをちゃんと好きでいてくれてるから。 それを信じてね。 付き合った当初からしたら、彼の連絡頻度が落ちたのでしょう。 今お付き合いしてどれくらいの期間なのでしょうか? もう少し具体的に年齢や期間などを書いてもらえると、分かりやすく回答しやすいのですが・・・。 彼の連絡頻度は落ちては来ても、全く連絡が来ないってわけではないですよね? きっと彼にとっては今の連絡頻度が「普通」なのでしょう。 それは二人のお付き合いが安定してきたと彼は感じているからです。 付き合った当初は男性は必要以上に無理してがんばります。 けれども、お付き合いが3ヶ月・... Q 上司から指示を受けて、やったことが指示と違うということが多くて悩んでいます。 メモしても、そのメモ事態がポイントがずれているから始末に置けません。 指示したことと違うと言われて、再度説明を受け、実施したことがまた違うということも良くあります。 お互い嫌ですよね・・・・ どなたか、このようなタイプの私にコツのようなものをアドバイスいただけないでしょうか? 実は、これは自分は一種の障害なのかな?とも思っています。 というのも、メールを見ても話し言葉でないと理解できないことがあるのです。 話し言葉でないと文章が理解できないのはなんとか(名前はわかりませんが)症というそうです。 簡単なことじゃないかといわれるたびに、気持ちがブルーになります。 A ベストアンサー 病気ではないです。 一言でいいますと、あなたには、思考能力が不足しています。 もっと自分で考えてみてください。 考えることによって改善されるはずです。 といきなり厳しいことを書きましたが、私も同じことで悩み続けています。 上司には毎日怒られっぱなしです。 私も自分のこと、ADHD(注意欠陥多動性障害 )なのかなどと悩んだほどです。 ただ、最近、何がいけないのかがなんとなく、わかってきました。 私自身の感じていることを下記に書きますね。 【主な原因】 相手の言行っていることを自分の中の知識の中で考え理解しようとして、結果的に自分の中で新しいことを作ってしまい、相手の指示内容と異なってしまう。 (これって自分では気がつかないんですよね。 これが正しい、あの人はこう言っているって思い込んじゃっているから・・・・・) 【私生活において】 私はそうなのですが、私生活において、結構流されてすごしていませんか?つまり、なぜ?なんで、って考えて自分で納得し、理解してから行動する。 とりあえず、よくわからないけどやってみますか?? ではないですか? 「お前の行動は私生活にもにじみ出ているんだよ」って私は言われました・・・ 【対策】 自分自身の主観的な思い込みはやめる。 相手が何をしてほしいのかを整理して考える。 何をしてほしいのか 何でそれをしてほしいのか? どういうOutPutを望んでいるのか? 私自身も半分くらいしか理解できていないので正確にかけなくてごめんなさい。 もし、相手の指示が悪ければ、相手に対して指示を明確にさせてあげるくらいのレベルになりたいですよ。 【読むべき本】 これは、考えることができない自分。 物事を順序だてて整理できない自分にいつも怒っている上司がアドバイスしてくれた本です。 私が今読み終わった本は、 考えるプロが明かす「思考の生活習慣病」克服法 船川 淳志 著 です。 この本を読んで、心が痛かったです。 なかなかお勧めですね。 ザゴール2は読み物(物語)みたいなので読みやすいそうです。 ただ、何も考えずに読んだら何にもならないぞ。 と言われました。。。。 masadayoさんと私を一緒にしては大変失礼かもしれませんが、私も相手の言っていることを正確に理解し、相手が望む以上のパフォーマンスを出したいと努力しております。 これは病気ではなく、今まで訓練していなかっただけですので、どんどん訓練してこんな状況から早く抜け出たいですね。 お互いがんばりましょう。 病気ではないです。 一言でいいますと、あなたには、思考能力が不足しています。 もっと自分で考えてみてください。 考えることによって改善されるはずです。 といきなり厳しいことを書きましたが、私も同じことで悩み続けています。 上司には毎日怒られっぱなしです。 私も自分のこと、ADHD(注意欠陥多動性障害 )なのかなどと悩んだほどです。 ただ、最近、何がいけないのかがなんとなく、わかってきました。 私自身の感じていることを下記に書きますね。 【主な原因】 相手の言行っていることを自分の... A ベストアンサー 私は実際に子宮癌の検査を行っている者です。 頸ガンの検査のクラス1と2の違い…ということですが、まずクラス分類は他の方が書かれたのとほぼ同じです。 クラス1:全くの正常(陰性)です クラス2:全く正常とは違うが反応性のもの(陰性)具体的には、感染症、炎症、物理的刺激による反応な ど。 クラス3a:軽度、または中等度異形成と呼ばれる状態で、HPVというウィルスに感染している場合が多く、そのほとんどが癌化せず、可逆性あり(勝手に正常にもどる可能性あり)。 簡単に言うと初期の癌。 クラス1と2については、正直申言って、検査する施設によって変わります。 例えばカンジダ、トリコモナスなどの感染症に感染している場合など、明らかな要因がわかっていれば誰の目にもクラス2となるのですが、明らかな要因は見つからないが、細胞に少し異型がある(核が大きい、濃いなど)場合だと、それが正常の物とどの程度違うのか、どこまでが正常範囲なのかの判断は困難です。 あくまで細胞診は、細胞の形態を人間が見て判断する検査ですから。 心配であれば、クラス判定のみでなく、具体的な所見を先生にお聞きしてみてはどうでしょうか。 検査士はクラス判定だけでなく、検査結果に所見を書いていますから、先生の手元には検査の詳しい所見があると思いますよ。 特に感染症の疑いなどを言われていないのであれば、反応性に変化したものと思いますから心配ないと思います。 統計学的なことはよくわかりませんが、クラス 2 は少数派ではないと思いますよ。 以下のサイトに細胞診検査についてかなり丁寧に書かれています。 plala. html 私は実際に子宮癌の検査を行っている者です。 頸ガンの検査のクラス1と2の違い…ということですが、まずクラス分類は他の方が書かれたのとほぼ同じです。 クラス1:全くの正常(陰性)です クラス2:全く正常とは違うが反応性のもの(陰性)具体的には、感染症、炎症、物理的刺激による反応な ど。 クラス3a:軽度、または中等度異形成と呼ばれる状態で、HPVというウィルスに感染している場合が多く、そのほとんどが癌化せず、可逆性あり(勝手に正常にもどる可能性あり)。 A ベストアンサー こんにちは。 私の誕生日のときは お財布とキーケースをもらったので 彼の時は、お返しにブランドの3万円くらいのお財布を上げました。 食事が1. 5万円。 ケーキは、レストランで出してもらうので無しです。 誕生日は奮発して、 クリスマスはプレゼントも控えめにします。 go-redwagonさんは 女性でしょうか? 女性の場合、初めてのイベントで奮発すると 男性が 次のイベントのとき(クリスマス?)に気を使ってしまうと思うので、既にプレゼントとケーキをあげているなら、安くてくつろげるところが良いと思います。 気持ちが大切だと思います。 下見にいってみるとか、電話でどんな料理があるか聞いてみたりとか。 彼が そうしていろいろ調べてくれたレストランはいつもうれしく、思い出に残る食事ができます。 A ベストアンサー 別れた、ではないんですが。 別れようと思っているところです。 交際9年になります。 そのうち5年は遠距離です。 お互い休みが不定期だったので月1回会うペースでメールは毎日でした。 彼は真面目だし、借金も(多分)ないし、ギャンブルもしない。 普通にいい人です。 特に金銭感覚や趣味が大きく違うということもありませんでした。 別れようと思った理由は2回プロポーズを断られたことでしょうか。 1回目は私24歳のとき。 理由は「貯蓄もない、収入も多くない。 幸せにする自信がない」ということでした。 「だから、もう少し待ってくれ。 いつか迎えに行く」 そういわれて3年待ちました。 3年後、また「そろそろ結婚しない?」と言うと、まったく同じ事を言われました。 「貯蓄がない、収入が少ない、自信がない」と。 私は「お金がないなら私も稼げばいいでしょ」という考えなので、彼だけに稼がせるつもりはありません。 彼が、経済的な問題をちゃんと現実的に考えている、いい人なのかもしれません。 でも私にしたら 「じゃあ3年間、貴方は何をしてたの?貯金はした?なにか努力した?」という感じです。 「それなら『いつか』っていつ?貴方はいつ私と結婚しようと考えてるの?」と聞いたら。 「…それは特に考えてないけど…」との答え。 そうか、この人は何が何でも私と結婚したいわけじゃなくて、ふと思いついた時に出来るようならしようと思ってるだけなんだ。 そう思ったら急に醒めました。 以来1年になりますが、会っていません。 別れた、ではないんですが。 別れようと思っているところです。 交際9年になります。 そのうち5年は遠距離です。 お互い休みが不定期だったので月1回会うペースでメールは毎日でした。 彼は真面目だし、借金も(多分)ないし、ギャンブルもしない。 普通にいい人です。 特に金銭感覚や趣味が大きく違うということもありませんでした。 別れようと思った理由は2回プロポーズを断られたことでしょうか。 1回目は私24歳のとき。 理由は「貯蓄もない、収入も多くない。 幸せにする自信がない」ということで...

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妊娠したら生きる目的がわからなくなった

貴方といたいしわくちゃに何年経っても

SS投稿掲示板 オリジナルSS投稿掲示板 No. しかし、それはソードレス家の価値を無に帰すことをも意味していた。 託宣の姫巫女が行う未来視に基づく預言は、もはや法王府にとってなくてはならない物となっていたからだ。 魔王討伐の報を受けて、喜ぶでもなく恐れを感じたのは、広大な大陸中全ての国においても、恐らく法王府の高官達だけだったのではないだろうか。 けれど、魔王にかけられた呪いが解かれることはなかった。 一族の者はみな短命で、現在を見ることなく遠い未来だけを見続ける双子。 魔王が倒され、未来視の能力が喪われるかもしれない恐怖を一度味わったからだろうか。 それとも、魔王が倒された当時の姫巫女オフィーリア・ソードレスが、勇者の旅路に随行して魔王と戦い、死闘の末に戦死してしまったからだろうか。 それ以後、法王府は今までにも増して託宣の姫巫女を自分達の鳥籠へと仕舞うべく、その管理を厳重とした。 彼らにとって、姫巫女を喪うことは絶対にあってはならない事態であり、そのための守護役たる剣の巫女は、神殿騎士団団長という役割を与えられた、法王府という一つの巨大なシステムの歯車の一つに過ぎなかった。 しかし、出来損ないの双子の姉である私は、未来を見ることができないばかりか、この現し世の姿さえ産まれた時から見ることが叶わなかった。 光を持たない眼。 法王府の高官達にとって、私の利用価値はどれほどであったろうか。 周囲からは、産まれ持ったハンデにも負けず、それでも気丈に神殿騎士団団長という重責をこなす立派な少女に見えたかもしれない。 けれど、私は所詮そうなるよう幼い頃から条件付けられた、ただの操り人形だ。 彼らの好きなように着せ替えられ、彼らの望がままに回転するだけの、一つの歪つな歯車。 それが私だった。 常軌を逸した修練に一言でも文句を言わず、ただただ無心にこなし続けたのも、それは私が現状に何の希望も持っていなかっただけに過ぎない。 分からない。 私には分からなかった。 私はただ、温もりが欲しかっただけだ。 冷たい孤独な鳥籠から大空へと救い出してくれる、たった一欠片でもいい、人間的な心の暖かみを感じることができたなら、私はそれを救いにこれからも人として生きていくことができただろう。 血の通わない操り人形としてではなく。 だから、私は、この鳥籠から抜け出すことができるのであれば、それが悠久の死であっても、今よりは、幾ばくかでも、なお救いがあるだろうと考えて。 それで。 意識が覚醒し、自分が死んではおらず、未だ生きていることを知った時、私は安堵感ではなく、深い失望を覚えた。 私は、目覚めたくはなかった。 私を冷たく取り囲み続けるだけの現実の世界には。 「………ここ、は?」 盲目の私では、自分が今どこに居るのかを視覚情報によって捉えることは叶わなかったが、それでも、空気の流れに空間の湿度・温度の差を把握することによって、私がどこか洞窟のような、周囲を岩肌に囲まれた空間に居ることを知った。 私の身体は、豊かな柔らかさと、包み込むような暖かさを感じさせる上質な毛布に包まれて、土の上に寝かされているらしい。 「つぅっ!」 身体を動かそうとすると、全身を鈍い痛みが襲い、痺れたように四肢を動かすことができなかった。 ベルギエール。 雷の魔術。 伝説の魔物。 闇の毛皮を纏った獣。 王国の若い騎士。 ユリアン。 深い森の少女。 痛みによって意識がはっきりしてくると、私が気を失う前の状況が流れるような情報となって目まぐるしく私の頭を駆け巡る。 そうだ。 こんなところで寝ている場合では。 その時。 「だ、誰っ!?」 なぜ、気が付かなかったのだろう!目が見えなくとも、私の五感全てが前方の空間に、何かとても巨大な生き物が鎮座しているのを知覚させていた。 けれど、その生き物はベルギエールに匹敵するほどの存在感を私に感じさせながら、それはあの闇の獣が発していたような重く冷たいものではなく、まるで全身を包み込むような暖かさを感じさせるものであった。 ともかく、貴方が私を助けてくれたのであれば、お礼を申し上げます。 昔友人に習った回復魔術を使う機会が来るとは思わなかったが。 けれど。 「え、ええ。 私の目は生まれつき、光を灯さないのです。 いや、何、気にすることはない。 声から感じるとても思慮深い知性とは裏腹に、どこか稚気に富んだ声色だった。 ここはノーザリン山脈の北東にある隠れた鉱山の一つでね。 洞窟のように感じたのも、私が寝かされているここが鉱道のどこか休憩所のような開けた場所だからだろうか。 雪が降り積もる外より暖かいのも、山の奥から湧き出る温水のお陰なのかもしれなかった。 しかし、鍛冶屋、というには、目の前の生物から感じる圧力は尋常ではなく、とても人間とは思えなかった。 けれど、彼から感じる気配は、魔物とも思えない。 「鉱山に棲む鍛冶屋…。 貴方はひょっとして、伝説にいうギガース族なのでしょうか?」 ギガース族。 宝石が多く採れる鉱山に棲み、鍛冶の神様とも謡われる、神話の時代に生きていたとされる伝説の巨人族。 今ではもう、この大陸のどこにも存在せず、ただただ古いお伽噺にのみその名前が出てくるだけだけど。 ギガース族か。 それは良いな。 まぁ、私が何者かなど、目の見えない君にとって、瑣事でしかなかろう。 どこか子供扱いをされたようで、私は少し拗ねてしまう。 「そうですか。 それでは、これから貴方のことは鍛冶屋さんとお呼びします。 私を意味付けるもの。 彼が言う通り、名前に意味などないのであれば、私はなぜアナスタシア・ソードレスとしてこの世に生を受け、他の生き方さえも許されずに神殿騎士団の団長を務めているのだろうか。 それは、私の名前が私を形取っているからではないのか。 私は下を向き、拳を軽く握って下唇を強く噛んだ。 全身を痛みが熱く灼いていたが、その熱が私に休まず生きろと急かし立てていた。 事後承諾になってしまうかもしれないが、治療のためには仕方なくね。 「う、うぅーっ!」 私は恥ずかしさから、唸り声を上げて前方にいるであろう彼を睨み付けることしかできない。 興奮すると傷に響くぞ。 私にはやらなければならないことがあるのです……っ!」 痛みを無視して、その場で立ち上がろうとする。 そんな私に対して、鍛冶屋は慌てる様子もなく、静かに告げる。 今では凄まじいまでの豪雪だ。 吹雪なんて言葉では表現し切れないくらいの、大雪だよ。 帝国に侵略されようとしているタルメニアの民達は…。 「すみません。 助けていただいて、本当にありがとうございます。 名乗るのが遅れましたが、私の名は、アナスタシア・ソードレスと言います。 君もそんなに気にすることはない。 今はゆっくり眠っておくことだ。 歯車の一部品として、私はあの鳥籠の中で父様からも優しく扱われたことはなかったが、しかし、一般的にいう父親の優しさというのは、このようなものなのだろうか。 「はい…、ありがとうございます」 私はそんな想像をしながら、そっと目を閉じて、身体が望むままに意識を闇へと手放した。 それから、熱と痛みにうなされて、浅い眠りにしかつくことができず、断続的に目を覚まして苦痛に身を捩る私に対して、鍛冶屋は甲斐甲斐しく世話をしてくれた。 何故だか、彼は決して私の身体に触れようとはしなかったが。 私は、彼の世話になりながら、気恥ずかしい思いをするのと同時に、次第に騎士団のことや任務のことを忘れつつあった。 怪我で身動きができない。 外では大雪が降っている。 仲間と連絡が取れない。 言い訳だけなら様々に思い付く。 ここで彼の世話になっていれば、私はあの鳥籠に戻らなくてもすむ。 同じ年頃の少女のように振る舞っても、許される筈だ。 そんなことを、熱に浮かされた頭でぼんやりと考えていたのだった。 伝説に唄われるだけあって、恐ろしい魔物でした。 ひょっとしたら、まだこの近辺に潜んでいるかもしれません。 周囲に気を付けた方が良いと思いますが」 彼が作ってくれた猪の肉を煮詰めて出汁を取ったというスープを飲みながら、私は大怪我を負って外で倒れていた経緯を彼に説明していた。 「そんな、奴は本当に恐ろしい力を持っていました。 そんな魔物が本当に辺りをうろついているのであれば、私とてそれなりの対応をするが、大丈夫だ。 奴との戦いは微量のトラウマを私の心に植え付けていたのか、私は鍛冶屋に気付かれないよう安堵から静かに嘆息をこぼした。 しかし、大きな雪崩が起きたと言うが、騎士団のみんなはそれに巻き込まれたのだろうか。 無事だと良いのだが。 アルバート卿や、あの少女が付いているし、それに私よりも遙かに経験豊かなユリアンが緊急時には騎士団を率いることになっているので、大丈夫だとは思うけれど。 「わ、分かっています。 いますが、その…」 私は迷いながらお椀を口に付けようとし、けれどそのまま、まごつきながら彼を仰ぎ見た。 我慢して食べなさい。 「ですが、この匂いだけは、やっぱり、ちょっと…」 ぼやきながら、けれども彼の口調にどこか嬉しさを覚えて私は微笑を浮かべた。 私をこんな風に年相応の子供扱いをしてくれる大人は、あの冷たい鳥籠の中には一人もいなかった。 それがいかに私の心から温もりを奪っていくかも知らずに。 だから、私にとって、鍛冶屋の対応は、とても心温まるものだったのだ。 それこそ、涙が出てくる程に。 その様子がどこか滑稽で、おかしくて、嬉しくて、私はさらに笑いながら涙を流した。 私が欲しかったのは、何でもない、こういうやり取りだ。 普通の家庭に生まれて、普通の親子がするであろう、普通のやり取り。 それこそが、私がずっと望んでいたものだった。 「ふふっ、うふふっ。 あ、貴方もそんな風に焦った声を出すのですね。 おかしいです」 泣きながら笑って、彼に話しかける。 初めて、冷えた私の身体が熱を持ったかのように。 それからさらに一日が過ぎ、彼が煎じてくれた薬の効き目が素晴らしいのか、彼の回復魔術の腕が素晴らしいのか、生死を彷徨う程の大怪我を負っていた筈の私も、どうにか床から起き上がり、歩き回れる程度には回復していた。 けれども、外の天候は回復することはなく、勢いは少し弱まりつつあるものの、未だに全てを覆い隠すかのような吹雪が続いていた。 騎士団の仲間を探して、鉱道の外に出ることも叶わない。 しかし私は、心のどこかで、このまま雪が止まなければいいのに、とも考えるようになっていた。 かつての私なら考えも付かないことだが。 「何をしてらっしゃるんですか?」 その日、ようやく歩き回れるようになったものの、まだ激しい動作をする程には回復しておらず、さりとて、鉱道の外に出ることも叶わなかったので、暇を持て余した私は鉱道の広場にて鍛冶の研究をしているという彼に声をかけた。 それと共に、とても繊細にコントロールされた魔力が渦を巻きながら、彼の手元にある鋼を細く細く研ぎ澄ませいく様子が感じ取れる。 私は鍛冶屋と言いつつ、普通の鍛冶をすることのできない身でね。 「とても、綺麗な音…。 「………剣」 私は勝手ながらも、何故だか、心の内でどこかしらに僅かな失望を感じていた。 この心優しい鍛冶屋に、私は人を殺すであろう武具を作っていて欲しくなかったのかもしれない。 硬質で暖かみを感じさせない鋭い刃は、私にあの冷たい鳥籠を思い出させるから。 剣の巫女。 私は、世界中の刃の象徴だ。 生きているように、とても暖かい。 「そんな。 これでは、刃が…!」 剣の刃に触れた瞬間、彼が言っていたことの意味に気付いて私は驚きの声を上げた。 そんな私の様子を見て、満足そうに彼が頭上から話しかける。 極限まで薄くすることに成功したこの剣の刃は、混ぜ合わせた緑柱石の美しい緑色を透かして映して、反対側の景色を淡く緑色に彩りながら表すほどに、研ぎ澄まされているのだ。 とても滑らかな肌触りに、人の体温ほどの暖かみを感じる。 この細剣は、世界一役に立たない剣なのだ。 よくぞ聞いてくれたと言わんばかりに。 私は答えることができず、ただただ彼が世界一美しいと言った刀身に指を這わせ続けた。 けれども、私はそのような使い手が現れてくれることを信じてこの剣を造っているのだ。 この剣をこの場で振ってみたくなっていた。 この剣でなくても良い。 例えどんな剣であっても。 剣を振るうためだけに生きてきて、剣を振るうことこそが私の生きる意味。 剣は私の身体の一部。 「何か、剣を貸して頂けないでしょうか。 いえ、この剣でなくても良いのです。 何でも良い。 今は、無性に剣を振ってみたくなったのです」 私の提案に対し、鍛冶屋は思案するように一瞬間を置いたが。 まだ激しい動きが出来るほどには回復していないだろうが、しかし、リハビリには良いかもしれないな。 いいだろう。 この鉱道には私が暇つぶしで造った試作品が山のようにある。 上段から、中段、下段、そのまま突き。 流れるように。 止まることなく。 舞うように。 踊るように。 子供の頃、目の見えぬ私をせめて使い物になるようにと、厳しく鍛え上げた師父達の言葉を思い出す。 相手の攻撃を待ち、考えてから行動を起こしているようでは下の下。 考えなくても、身体がかくあるべしと自然に動くようになって、ようやく一人前になるのだ、と。 今私は、何も考えることなく身体の感じるままに剣を振っていた。 今の私は、あの頃の師父達が認めるような一人前となれただろうか。 冷たい鳥籠に飼われ、そこから抜け出すことを夢想するような夢見がちな少女を、彼らは認めてくれるだろうか。 そんな私の懸念をよそに。 嘘偽りもなく。 心からの敬意を込めて。 それが嬉しくて。 恥ずかしくて。 「い、いえ。 私などは、まだまだです」 赤くなった顔を見られたくなくて、そっぽを向きながら早口で私は答えるのだった。 まるで剣の精のようだった。 普段信徒から言われ慣れている筈の私の容姿に対する世辞であっても、彼が口に出すと、何故だが血が逆流するかのような恥ずかしさを覚えるのだった。 「そ、そんなことより、貴方はどうしてこんな場所で鍛冶屋などをしているのですか?」 話題を変えるべく、私は彼の身の上話を聞いたことがないなと思い、そんなことを尋ねていた。 それこそが、目の見える者の限界なのだよ。 彼らは光が見えるから、光から全ての情報を得ようとする。 目に映る物だけが全てだと信じてね。 しかし、君は違う。 いつもそうやって、世界の輪郭を掴んできたように。 色んな表情を見せながらね。 私は君のように目が見えない訳ではない。 そんな彼らを掘り出して、自らの手によって様々な姿へと形を変えていく。 ただそれだけが、たったそれだけのことが、私は好きなのだ。 空気の流れる音。 土の中を水が流れる音。 そんな中で、深い深い土の中から響くとても小さな乾いた金属音が、私にも聞こえた気がした。 その音はどこか寂しげな音色で、それでいて、辺りに余韻を響かせながらまるで誰かが応えてくれるのを待っているかのようであった。 だから。 「私も、私にも、聞こえる気がします。 いえ、私にも聞こえました、石の声が!」 私は嬉しくなって、興奮した様子で鍛冶屋に話しかけた。 まるで何も知らない幼い少女のように、その場で跳びはねながら。 「もうっ。 分かっているさ。 別に君を疑っている訳ではないよ。 そんな恨めしそうな顔をして睨まないでくれ。 けれども、何故だが私にはそれが少し楽しかった。 誰かと、嫌いな食べ物の話をするなんて。 夢にも思っていなかった。 だったら、虫の丸焼きというのもあるぞ。 「ぜ、絶対に嫌です!何と言われようとも、そんな物を私は食べませんからね!」 想像しただけで、鳥肌が立ちそうだった。 悪い悪い。 君を見ていると、家に残してきた娘のことを思い出してしまってね。 ご息女が、いらっしゃるの、ですか」 彼の言葉を聞いて、何故だが私の心臓は大きく一つ脈を打った。 そのまま、脈動は止まることなく私の心を急かし立てる。 君と同じ青い髪をした娘でね。 それがどうしてか、私の胸を切なく痛めた。 「ご結婚、されていたのですか」 私は声の震えを誤魔化すように、低い小さな声で彼に問いかける。 けれど。 面白いことを言うお嬢さんだな、君は。 彼の笑い声を聞きながら、自分でもおかしな質問をしたと思い、耳まで真っ赤になっていくのを感じる。 彼があまりにも人間くさい様子で私に接してくるものだから、彼が人外の存在であることを、つい忘れてしまっていたのだ。 私が目が見えず、彼の姿を見ることが出来ないことも、その理由の一つに挙げることができるだろう。 「そ、そんなに笑わなくてもいいじゃありませんか。 だが、私が結婚、ねぇ。 遠い昔にあった愉快な出来事を思い返して、それでつい笑っているような。 けれど、こんなに笑われて、私にとって不愉快なことであることには間違いなかった。 「もうっ。 知りませんっ!」 だから、私はつい彼に怒鳴り声を浴びせて、そのまま大股で広場を出て行くのだった。 私の後ろからは、それでも止むことなく彼の笑い声が聞こえ続けていた。 雪で閉ざされた暖かい鉱道で過ごす時間は、まるで外界から切り離されて悠久に続いているかのように感じられた。 私は、鉱道で一日を過ごす間、あの冷たい鳥籠の中では決してさせてもらえなかった様々な物事を体験した。 火を起こし、食材を切り刻んで、料理を作る手伝いもした。 そこで分かったことは、私が自分が思っていたよりも遙かに不器用だということだった。 けれど、指を何度も傷付けながら作ったシチューを、彼は美味しいと言って褒めてくれた。 そんな時、私は彼に頭を撫でて欲しいとさえ思った。 まるで童女のように。 彼が武具を錬成している間、ずっと傍で彼が奏でる美しい金属音のメロディを静かに聴いていたりもした。 そんな時には、彼は私に何も話しかけず、また、私も彼に話しかけることなく、ずっと二人で無言のまま広場に座っていた。 そんな私達について、土の奥深くに埋め込まれた鉱石達が、噂話をしているような気が私にはするのだった。 だから、不思議と寂しくなく、それどころか賑やかな楽団が奏でられているような気さえしたのだった。 岩肌を掘って、鉱石を掘る手伝いもした。 私達だけに聞こえる石の声を頼りに、彼が趣味で造ったというやけに重たいマトックを使って、土を掘り進めるのは思っていたよりも重労働で、彼は私の傷が開いたりしないかを終始心配していて、それがやけにおかしかった。 汗に濡れた身体を洗い、傷の治りにもいいからと、鉱道奥深くに湧き出る天然の温泉に入ったりもした。 当然、私が湯に浸かっている間、決してこちらに近づかないように言いくるめてはいたけれど、彼はそれを忠実に守って、私が入浴していることに全く興味のない素振りをしていたことが、何故だか私には少し悔しく感じられたりもした。 そして、夜には外から響く風の音で寝付けない私のために、彼は子守歌を唄ってもくれた。 あんなに聞き惚れるような良いバリトンの声をしている癖に、彼の歌は何度も音程が外れ、リズムも全く合っていなかったが、それでも、彼がとても楽しそうに唄うものだから、それが私にはとても心地よかった。 そんなことが、私には身が震えるほどに嬉しくて。 嬉しくて。 まるで、産まれてからずっとこの鉱道の中で彼と暮らしてきたかのように感じられて。 その時間が終わってしまうことを自分が死んでしまうことよりも深く恐れて。 それで、私は眠りに就く前に、欠かさず行っていた天上神への祈りに、初めて形だけではなくて心を込めて祈ったのだった。 どうか、私からこの暖かい日溜まりを奪わないでください。 どうか、雪が止むこともなく、いつまでも私を彼と共にこの鉱道に居させてください。 どうか。 お願いします。 それが、決して叶わない願いであることを、私は知っていた筈だったのに。 それでも、願わずにはいられなかった。 アナスタシア・ソードレスは、あの日、あの雪の中で、闇色の獣に襲われて、死んだのだ。 ここにいる私はもう、神殿騎士団の団長でも、剣の巫女ですらない。 そんな役割を、薄く氷で固められた書き割りの中で、演じ続けなくても良いんだ。 だから。 お願いです。 けれども、その三日間は、私がこれから過ごすであろう何十年もの人生と匹敵するだけの価値があったと私は思う。 終わりは唐突にやって来て、淡い日溜まりの中で見る夢はいつしか覚めるものだ。 四日目の朝に、全てを覆い隠すような雪は止み、久しぶりに空に太陽が見えたのだった。 私は彼の言葉を聞きながら、俯いて黙ったままだった。 盲目の私には、彼の言う景色を見ることはできない。 雲一つないという、素晴らしい青空さえも。 あれほど望んでいた筈の人の温もりが、私が纏っていた冷たい氷の鎧を全て溶かしてしまって、私の心を触れれば砕けてしまう程に弱くしてしまったのだ。 だから。 最初は大雪が降っていようと外に飛び出してまで仲間達を探しに行きたかったのに。 それなのに。 晴れて欲しくなど、ありませんでした」 ぽつりと、下を向いたまま、私は吐き出すかのように呟く。 いいえ。 きっと、誰も、私の帰りなど、待ってはいないと思います」 私の脳裏に浮かぶのは、年若く何の経験もない少女である私に対して、敬語を使って勝手に崇め立てる周囲の大人達。 私を神殿騎士団団長ではなく。 ただ一人のアナスタシア・ソードレスとして扱ってくれた者はいなかった。 私は、あの場所でたった一人だった。 孤独だった。 孤独の寒さに耐えきれず、いつしか自分を偽ることも忘れて、希望も持たず、意志すらも丁寧に閉じこめて、ただただ彼らが望むがままの聖少女として生きてきた。 だから。 「私でなくたって、別にいいんです。 代わりなら、きっと他にいますから。 あそこに私の居場所など、なかった。 私が私である必要などなかったんです」 神殿騎士団の団長なら、下らない伝統なんかに囚われず、ユリアンが務めればいい。 彼なら、私よりも遙かに多くの経験を積んできた筈の彼ならば、私よりももっと立派に団長の勤めを果たしてくれる筈だ。 出来ないことでも、これからきっと覚えます。 もう、冷たい剣を握って、人と戦い続けるのは嫌なんです。 陽の暖かさが感じられる空にでも、私を連れて行って!」 私は、傍に居るはずの彼に対して、叫びかける。 そして、決して触れさせようとしなかった彼の身体に、私はそのまま寄り添うように手を回した。 初めて触れた彼の身体は、予想に反してとても硬質で、ゴツゴツとしていて、けれど、予想通りにとても暖かく、堅い皮膚の下から彼の鼓動が感じられるようだった。 「お、お願いです。 私をここから連れて行ってください」 泣きながら、彼に懇願する。 目の見えない私には、彼が今どのような表情をしているのか分からない。 だから、彼に想いが届くように、私は彼の心へと向けて言葉を発し続ける。 「貴方は笑うかもしれません。 けれど、けれど私は、私は貴方をお慕いしております」 たった三日間一緒に過ごしただけで、私が彼の何を知っているのだろう。 彼が私の何を知っただろうか。 勘違いかもしれない。 初めて優しくされて、舞い上がっているだけかもしれない。 そうだとしても、そうだったしても、それでも確かに、私は彼のことを好いていた。 どうしようもなく、彼との別れを考えるだけで胸が張り裂けそうになるほどに! 「本当です。 嘘じゃありません。 貴方が、貴方が好きです。 貴方が私のことをただの面倒な小娘だと思っていたとしても、それでも私は、貴方のことが好きです。 「どうか、お願いします。 私も一緒に連れて行ってください!」 私の人生初の愛の告白に、彼は暫くの間黙ったまま、彼の身体に添えた私の手を除けるでもなく、身動ぎもせず佇んでいた。 雪が止んだ世界は、何一つ物音がせず、まるで世界で私達二人だけになったかのようだった。 耳が痛くなるほどの、無音。 そんな静かな世界の中で、私はこのまま時が止まればいいと願っていた。 彼の身体に手を回したまま。 雪に埋もれて。 永遠に。 あの静かな深いバリトンの声で。 「本当ですっ。 嘘じゃありません。 もう、あの場所には帰りたくないんです!」 私は彼の言葉に反発して、声を荒げて言い募る。 彼の硬質な肌に手を這わせながら。 それだけで、私の聴覚が何倍にも押し伸ばされたかのように広大な世界へと風に乗って広がっていって。 どうかアナスタシア様を。 死なせるものか。 どこか遠い遠い場所で、部下達が私の安否を憂慮して私を捜す声が聞こえてきた。 「み、みんな…」 その中には、もちろん私の副官のユリアンの声も含まれていた。 無事だったんだ。 良かった。 私は口元を抑えて、嗚咽を漏らさないように歯を噛みしめた。 私は本当は分かっていた。 私は周囲の大人達が嫌いだった。 私に対して人形であり続けるように望み続ける大人達。 彼らは私を人間として扱おうとはせず、巨大なシステムの歯車の一部として扱い続けた。 扱い続けたと思い込みたかっただけだ。 本当は、彼らを人間として扱っていなかったのは私の方だ。 誰も私のことなど分かってくれないと勝手に決めつけて、彼らに心を開かず、自ら彼らが望む人形であり続けようと感情を押し殺し。 彼らが一言でも、私に対して神殿騎士団の団長であるように私に望んだだろうか? 彼らが私にそう望んでいるだろうと勝手に考えて、そのように振る舞っていただけに過ぎない。 私は傲慢で、独りよがりで、孤独な振りをした、ただの寂しがり屋だった。 もう十分に休んだ筈だ。 君なら、また歩き出せるさ。 その優しさが私の胸を裂くように痛める。 だけど。 彼の言う通りに。 その痛みさえも。 「………貴方の言う通り、私は、また歩き出さなければいけないのですね。 共に歩く仲間がいるのなら、私は、また歩き出せる気がします」 でも。 「貴方が好きだと言った気持ちに、嘘はなかったんですよ。 私は、本当に」 貴方のことが。 たった三日間だったとしても。 それだけで、もう十分。 私は、十分に、心を温めもらった。 私はそれがとても嬉しくて。 涙を拭って。 彼の身体にそっと口づけをして。 「約束ですよ?」 彼が叫んだ同じ空の下、彼に向かって微笑む。 そして、彼の身体からそっと手の平を離す。 彼の体温をもう感じることはできないけれど、彼がくれた温もりがまだ手の中に残っている。 だから、もう大丈夫。 とても細く、力を入れれば簡単に折れてしまいそうなほどに軽い、一本の剣。 彼が鉱道で私に見せてくれた、世界で一番美しい、あの剣だった。 その剣を持っている限り、君がどこにいても私には居場所が分かる。 だから、疲れた時には、いつでも私を呼ぶと良い。 私も、同じように微笑む。 でも、私は、この剣を使って彼を呼ぶことはないだろうと思っていた。 もう十分、私は彼の腕の中で休ませてもらったから。 だから、もし、私が彼を呼ぶことがあるとすれば。 それはきっと。 「別れの際に、こんなことを言うのは何だか気恥ずかしいのですけれど、だけどやっぱり、言葉にして伝えておきます」 私は胸の痛みを抑えるかのように、彼から授かった龍鱗の細剣を胸に掻き抱いて、彼へと告げる。 「私は、貴方を愛しています。 そうか。 「きっと、変わっていませんよ。 一度心に決めたら執念深い女を一人知っていたのでね。 ひどい言いぐさですね」 私は笑い、彼に気付かれないようにそっと、最後に一筋だけ涙を流して。 そして。 「それでは、またいつか会いましょう!」 元気よく、彼が褒めた素晴らしい青空の下で、別れを告げた。 私のことを必死になって探してくれているであろう仲間達のもとへ。 決して振り返ることなく。 彼からもらった温もりを胸に抱きながら。 彼の言う通り、私はこれからも歩いて行ける筈だ。 立ち止まることなく。 あの冷たい鳥籠の中であっても。 仲間達と共に。 だって、いつかきっと、また彼に会うことができるから! その時を楽しみにして、私は生きていくのだ。 これからも、ずっと。 ==== 王国歴904年 「そ、それで。 それからどうなったですか?お祖母様はその鍛冶屋さんと再会できたですか!?」 私の長い長い昔話を聞き終わり、フラウは鼻息も荒く急かす仕草で私に話しかけてきます。 けれど。 「ふぅっ。 長いこと話していたので、疲れてしまいましたね。 少し休ませてください」 「むー、続きが気になるですけど、仕方ないです」 「うふふっ、ありがとう、フラウ」 フラウに微笑みかけながら、私は嘆息して深く椅子にもたれ掛かかりました。 そのまま目を瞑りながら、あの日から起きた様々な出来事を思い返します。 あれから何十年もの時が過ぎ去りましたが、本当に色んな出来事がありました。 あの後。 私が雪で鉱道の中に足止めされている間、大雪はタルメニアの首都でも猛威を振るったらしく、進軍を中止せざるを得なかったのは帝国軍も同じだったのです。 お陰で、鉱道を出てユリアン達と合流した私は、そのままタルメニアへと向けて雪道を出発し、何とか帝国とタルメニアとの首都決戦までには間に合ったのでした。 そして、タルメニアが帝国の傘下に加わることを防ぐことができたのですけれど、そのタルメニアが今ではトレンディアの属国になっているというのも、皮肉な話です。 そうそう。 あの闇の獣については、私が落雷によって吹き飛ばされた後、怒ったルールールーさんが魔術で雪崩を起こして、何とか逃げることができたそうです。 アルバート卿は、とんでもないことを予告もなくする奴だ、って怒っていましたけれど。 雪崩に巻き込まれた闇の獣が、その後どこに行ったのかは分かりませんでした。 誰かに討伐されたという話もその後聞きませんでしたから、今でもどこかの山奥で強敵を求めて徘徊しているのかもしれません。 帝国とタルメニアとの戦争が終結して。 目まぐるしくも忙しい日々を法王府で過ごして。 時にはあの方との思い出を思い返しながら。 私がいつしか少女ではなくなり、名実共に神殿騎士団の団長として認められるようになった頃に、妹が子供を産み、出産に耐えきれずに死んでしまったのも、私にとって大きな事件でした。 産まれてきた子が、私達と同じく呪わしきソードレス家の双子だったことも。 そして、双子を自分の子供として引き取り、母親として彼女らを育ててきたそれからの長い年月は、私にとって新たな戦いの日々となりました。 トレンディアとノッドラートが大戦を起こし、その終結に大きく関与したことも、もう十年近くも前のことなのに、私の記憶には新しいままです。 あんなに苦手だったルールールーさんとも友達になって、私の孫の家庭教師を頼むようになるとは、あの頃の私には想像も付かなかったことでしょう。 本当に。 本当に様々な出来事があれから起きたのでした。 けれども。 私はあれから一度たりとも、あの方を呼ぶことはありませんでした。 あの時の思い出は、私の胸の中で、色褪せることなく輝いているままです。 その輝かしい思い出を抱いて、私はそれからの長い年月を戦い続けて来ました。 戦って。 戦って。 戦い続け、歩き続け。 私の子供達が大きく成長し、また子供を産み。 多くの孫ができて。 それでも、足を止めることなく。 私は歩き続けて来たのです。 だからかもしれません。 さすがの私も、少し疲れてしまったようです。 それがどこか心地よく。 まるで、あの頃の私に戻ったかのように感じるのです。 「お祖母様?眠ってしまったですか?」 フラウが傍で気遣うように声をかけてくれますが、大丈夫ですよ。 フラウ。 私はちゃんと起きています。 そして、今、とても良い気分なのです。 「お祖母様?お祖母様っ!」 フラウが私の顔を覗き込む気配を感じ、それからとても焦った様子で声を荒げます。 けれど、そんな風に大声を出さなくても、ちゃんと聞こえていますよ。 「お、お祖母様っ!しっかりするですっ!だ、誰か!お祖母様がっ!」 泣きそうな声で叫びながら、フラウが誰かを呼びにテラスから走り去っていきました。 やれやれ。 あの子は、いつまで経っても慌てん坊で、困ったものです。 もう少し、落ち着きというものを身につけてくれたら助かるのですけれど。 私は、フラウが去って、たった一人残されたテラスで風を浴びながら、耳を澄ませていました。 とても気分が良く、こんなに安らかな気持ちになったのはいつ以来でしょうか。 だから。 だから、私は、遠く山の風に混じって、何か巨大な生物が羽ばたく音を聞き取ったのです。 その羽ばたく音が次第に大きくなり、こちらへと近づいて来るに連れて、私の心臓の鼓動が大きく鳴り始めました。 ある種の予感と共に。 その生き物が纏う空気に、私は覚えがありました。 それと同時に、私の膝の上に乗ってあった龍鱗の細剣が、脈動するかのように熱を持ったのを感じました。 羽ばたく風が私の髪を揺らし。 剣が放つ熱をこの身に受けつつ、私が上空を眺めた時。 風の音に混じって。 私の耳朶を打つのです。 あぁ、この声は。 私はずっと、貴方のことを愛している、と。 それだけで、私はこれまでの人生全てが報われるような気がするのです。 けれど。 貴方が迎えに来るのが遅すぎて、私はすっかりお婆ちゃんになってしまいました。 彼とあの鉱道で出会った日から、もう何十年もの時が流れていました。 目が見えなくとも、私の身体が醜く衰えてしまったことが私にも分かります。 それだけで、まるで私の全身が燃えるように熱を帯びたのが分かりました。 すると。 あぁ!見える!私にも世界が見えます! 何ということでしょう。 光を灯す筈のない私の目が、世界を映し出していたのです。 木々の緑。 太陽の光。 雲の白。 そして、ずっと、ずっと見たいと願っていた、空の青! これが世界! その青の中で、悠々自適に翼をはためかせながら、宙に浮いている彼の威容を私の目が捉えました。 その情報をもとに、私は何度も頭の中で彼の姿を描いてきました。 けれど、それよりもずっと、彼の姿は私の心を熱く打つのでした。 そして、私はそのまま自分の姿へと目を移しました。 そこには、しわくちゃのお婆ちゃんになっている筈の私の姿ではなく、まるで十代のあの頃の、彼と出会った頃の私がしていたであろう、若かりしままの姿があったのです。 こんな、こんなことって。 あぁ、まるで夢みたい。 いいえ。 きっと夢なのです。 でも、夢でもいい。 夢でもいいから、どうかお願い。 覚めないで。 私は涙を零しながら、そう呟き続ける。 泣きじゃくる私に向かって、やはり彼は微笑みながら優しく声をかけてくれました。 君は、私の言う通り、あれからずっと休むことなく、立ち止まることもなく、戦い続け、歩き続けてきたんだ。 私の瞳を見つめながら。 身体が、まるで何十年も若返ったかのように軽いのです。 今なら、何だって出来るような気がします。 あっという間に、静養のために訪れた湖畔の屋敷を離れて、ぐんぐん青空へと近づいていきます。 そこには、見渡す限りの無限の青! これが、人々が、口々に出していた、空の美しさなのでしょう。 私はそんな青に包まれながら、彼に大声で話しかけます。 私、あれから猪肉も食べられるようになったんですよ?それに、料理も上手くなりました。 貴方に作ってあげたい物が。 彼は、私の言葉に律儀に返事を返してくれます。 時には笑いながら。 時には私をからかいながら。 そんなやり取りを、私達は空の上で繰り返すのでした。 いつまでも、飽きることなく。 私達の姿が空の青に溶けるまで。 ずっと。 晩年彼女がお気に入りとしていた屋敷のテラスにて、椅子に座ったまま眠るように息を引き取ったという。 彼女の遺体の傍には、何故か、白い龍の鱗が一枚、陽の光を青く照り返しながら落ちていたと伝えられている。 次の更新は、時代を未来に戻して、四章の話になるか、それとも、後一話くらい間章の話をするかもしれません。 それでは。 読了多謝。

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